エダニク 公演情報 エダニク」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
1-5件 / 5件中
  • 満足度★★★★★

    エダニク【おすすめ】
    圧巻でした。素晴らしいです。この作品、3人の役者さん、誰も交換できません。3人がいるからできる芝居。おすすめです。

  • 満足度★★★★

    豚骨
    面白い。

    ネタバレBOX

    沢村(丸山英彦)…33歳。妻子持ち。屠殺歴13年。伊舞の正体に気づいて謙るサラリーマン気質。場が行き詰まって刃物を伊舞に向けるがお咎めなし。
    玄田(緒方晋)…気性の荒いベテラン。大阪の頃にヤナギさんに怪我させた負い目からヤナギさんを必要以上に気遣い、延髄を確保するが、ヤナギさんにチクられて謹慎を喰らう。
    伊舞(夏)…屠殺場のお得先「伊舞ファーム」の御曹司。長くニートをやってた。労働者を感じさせない物腰。沢村に刃物突きつけられ、玄田にヘッドロックかまされる。

    三者の立場の違いや価値観の違い、関係性の絡ませ方がうまい。玄田と伊舞の解体への気持ちの違いようを言い合うシーンが熱い。家畜の「命」に人間の「心」を混ぜこんで、そこに生まれる激情が熱い。そこでも家庭を守らんといけない沢村はあくまで丸く収めようと必死になる面白さ。

    三人芝居(ヤナギさんもいるけど)の最小限に絞った人間の心のぶつかり合いを、短時間の中で笑わせつつ、ズンと響く舞台作品に仕上げた快作。
    一年半前の東京公演も見たせいか、インパクトは小さかった。会話の質は高く濃いままだった。
  • 満足度★★★★

    iakU「エダニク」観ました
     iakuは、昨年名古屋・大須の雑貨店・モノコトで「人の気も知らないで」を観ました。あれもエグかった…。

     それぞれの事情を抱えた男三人の、自己中で身勝手だけど生きた裏付けを持つ、ドロドロのドタバタ劇。笑っていいのかゾッとしていいのか迷ってしまう。。。
     三人それぞれの立場も明確に区別・設定されており、作劇・演出に緻密な戦略を感じさせる。どんどん上がる感情のテンションも、ちゃんと調整されてるんだろうなあ…
     こういう人いる!という人物造形のリアリティーもハンパない(最初の焼きそばの取り扱いでもう笑った)。声もすごく来るし、役者さんの力量も見もの。

     津あけぼの座では狭いなあ、と思ったけど、空間的にはしっくりくるサイズでした。公演は、場所選びも重要なんですねえ。(去年の時間堂・全国公演「ローザ」もぴったりだったな…)

  • 満足度★★★★

    はいりやすい作品
    キャラ設定がしっかりしている男3人の演技で、イメージがふくらんでいく内容でだった。

    ネタバレBOX

    舞台は研磨室で、机二台にテーブルクロス、折りたたみ椅子が5脚、電話台と電話、と必要なものだけが乗っている。
    無理矢理なセリフなどはなく、説明セリフにも必然性を持たせ、わかりやすい作品。
  • 満足度★★★★

    いい芝居だった。満足。
    男3人の会話劇。
    前半は朗読劇かと思えるほど絵的な動きはないものの、扱う題材や新たに見えてくる背景などがドラマ性を高め95分飽きさせることがなかった。

    ネタバレBOX

    動機に無理があるんじゃないかという違和感を持たせながら、それらも見事に解消していく仕組みも、うまく騙してくれて嬉しくなる。

    計算された舞台の高さ設定も良かった。

    個人的には、沢村の仕事を守るための伏線が最初に欲しかったのと、後半の力押しはもう一仕掛け欲しかった。

    作者の主張が感じられるところ、答えは示さずにテーマを示すにとどまる部分も共感。

    全体としては、いい芝居で、満足した。

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