Nobody is Perfect 公演情報 Nobody is Perfect」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.1
1-11件 / 11件中
  • 満足度★★★★

    上質なコメディ
    無邪気で良心的な古きアメリカ映画のノリからスラップコメディに入っていく展開は、そこに生じるであろう摩擦抵抗を感じずスムーズに乗れて良かったです。

    ネタバレBOX

    前半との対比で後半はいちいち説明的になり、途中からうんうんそうだと思った展開が続いてしまって哀しかったです。
    後半部分で出て来る人のウルトラC的エピソードも正直どうなんだろうと思いました。
    いっそ、それなら後半は事件自体も発生せず、発生しないことで逆に起こる事態に対して、主人公が前半に対応して右往左往するなんて展開も有りなのかな後思いました
  • 満足度★★★★

    楽しめました
    空気感が好きです。

  • 満足度★★★

    もう一工夫欲しかったかな
    後半同じような展開になりがちなのを、キャラの心情(観てる映画の中の人物が話しかけてくる)を織り交ぜながら、また、少し変えながら見せるのは悪くはなかったが、鑑識キャラのネタをもう少し持ってきても面白かったかも。

  • 満足度★★★★

    メリハリの鮮やかさ
    前半の部分と後半部分の裏表の作り方が、
    ひとつずつきっちり作りこまれていて。

    メインディッシュの如く飾られた
    完全犯罪を絶妙にそぎ落とし、
    その先にある女性の心情を浮かび上がらせる
    作り手の語り口にしっかりと取り込まれました。

    ネタバレBOX

    場内にはいると、
    舞台上のテーブルの上におかれた
    「T」の文字がまず目に入る
    さらには、舞台奥の棚には、
    たくさんのアルファベットのパネルが
    飾られていて・・・。
    舞台で起こることの
    虚構の匂いに浸されながら開演を待ちます。

    前半に織り上げられる映画部分の質感が、
    とてもしなやかな薄っぺらさで作り上げられていて、
    物語の恣意的な薄さや荒さが、
    観る側に物語のベースをくっきりとわかりやすく
    置いていく。
    そのことがきっちりとバネになって
    後半に大きなふくらみが生み出されていく。

    骨組みのリプライズの中に
    前半を彩ったさまざまなトリガーが
    鮮やかにトーンを変え、
    同じニュアンスに別のテイストを立ち上げ映える。
    その見せ方にも、完全な対称形を作るのではなく
    前半の洒脱さと後半のベタな雰囲気の要所を際立たせるような
    絶妙な枠組みや流れの作り方と重ね方があって。

    役者たちにも、
    舞台の密度を一瞬に立ち上げげコントロールする切れと足腰があって、
    変化していく舞台のなかで
    物語の要素をにじませることなく、
    刹那の色を変えシーンに質感を作り
    前半・後半それぞれの流れを織り上げていく。

    まあ、落語でいうと「青菜」のような構造を持った作品で、
    後半の下世話さが
    前段の仕込みを受け取り
    ある種のグルーブ感に変わっていった時点で
    作り手や演じての勝ちなのでしょうけれど
    この舞台の枠組みの作り方やさまざまな隠し味は、
    その先に、ある種のペーソスまでを生み出す領域にまで
    作品を導いていて。
    物語のラストの抜け方が
    外枠に綺麗に重ねあわされて鮮やか。

    映画からの借景や
    棚に残っていく文字のような全体を貫くものから、
    犬と猫の使い分けなどの裏表の作り方や、
    さまざまに埋め込まれた小さな仕掛けにも
    心惹かれて。

    ちゃんと、その奥行きが観る側の記憶に残る
    秀逸なエンターティメントを楽しむことができました。




  • 満足度★★★★

    おもしろかったです
    やや技巧に走りすぎた感はありますけど。そういや「カイロの紫のバラ」もウディアレンの中ではあまり好きじゃないす。
    カーテンコールの時に片山さんの表情にまだ猫がのこってたようでした。かわいい。

  • 満足度★★★

    完全犯罪
     パーフェクトに挑戦する話としては、粗すぎる。論理的な緻密さが必要である。それなしには、最後のドンデンも真の意味で活きてこないことが、分からないとしたら、この手の作品を演ずるべきではあるまい。演技も全体的にのっぺりしていて作品に深さを与えることができなかった。例外的に頑張っていたのがまりこ役の女優、彼女の演技には工夫が見て取れた。

  • 満足度★★★★

    フレンチトーストのつくり方
    面白い。雰囲気的にバー公演みたいにお酒片手に観たい舞台だった。

    ネタバレBOX

    二重の入れ子構造。潔癖で前の嫁の名前を飼い犬(西岡裕子)につける旦那・ジョー(近藤貴久)を殺害したシュガー(片山誠子)がパハップス刑事(斉藤コータ)の推理で逮捕されるという映画?を観てた、主婦・佐藤まり子(西岡)も、旦那を殺しそれを真似ようとする…。

    真似といっても、旦那は鼻くそほじるのが趣味みたいなエロ小説家(青木直敬)で、そのいい加減さがうまい。ここらへん古典落語的な感じ。真似しようとしてうまくいかないおかしさみたいな。

    シュガーもまり子も元小説家で結婚を機に専業となった経緯があり、生活への不満も手伝ってか小説を書くということが自己の拠り所となっている。逮捕されても自分の小説が認められたことに喜びを感じるシュガーを観たまり子は、旦那の自殺認定がおりた後、自分の小説を認めて貰おうと病的に躍起になるのが笑えもするし笑えない面白さがある。まり子の友人の鑑札・研二(ひら凌一)がもうひと波乱起こすけども、中心はシュガーとまり子の2人の女性の抑圧された自尊心だろうか。まり子の殺人の際にシュガーらがアドヴァイスを出すとか演劇的な要素も入って、見やすくわかりやすい構図がうれしい。

    「ハイヤーズハイ」のように、笑えてグっと舞台が締まるシーンを挿入するスタイルで楽しめた。少人数で小道具もオシャレなスタイリッシュ作品。気に入った。

    西岡と片山の女性だけでなく、男性陣もいい演技だった。片山の猫演技もうまく舞台にからんでた。西岡の目つきが素敵。
  • 満足度★★★★★

    オシャレコメディ
    7月14日12時と16時、15日16時、16日16時の
    計4公演を拝見いたしました。

    何度見ても面白いんです。

    初めて見たときには気付かなかったことも、
    2回目に気付いて、なるほどと思ったり、
    役者さんもみんな個性的で素敵でした。

    東京公演も観に行きます!

    ネタバレBOX

    ネタバレというか、あえて一言。

    今のままでも面白いんですけど、
    シュガーのところと
    まりこのところの
    繰り返しのシチュエーションは
    もう少し短くして、
    テンポあげたい気がしました。
  • 満足度★★★★★

    お洒落な舞台
     皆でTVを見ているシーン 顔にTVの色が映ります 雰囲気が出てます。
    犬を溺愛する夫 潔癖症の夫 結婚して3年 そろそろ子供が欲しい、夫のジョーは作家 自分の作品の批評をしてほしいから、作家の妻と結婚した、こんどの本はどうだろう、良いと思うわ、求めている答えは、どこがどのように、 妻は、良くないと言えない 僕より面白い本を書けるのか、妻を責める立てる。 夫のジョー近藤貴久さん上手いです、観てて腹が立ってくる、不条理な、いやな男を演じます。
    妻のシュガーが、夫ジョーを殺す。。。。。ここでタイトル オープニング 出演者の名前紹介。。。。殺人事件 自殺 登場するパハプス刑事 古畑任三郎っぽいから刑事のイメージが分かり易い。 たぶん彼が犯人・・・違う・・・なぜ・・・たぶん、たぶん、たぶんが口癖 パハプス刑事 これハマってしまいました、おもろすぎます。
     TVを見る、キャストが換わって、物語が再度始まります。 “こんやは疲れたわ”佐藤まりこ演じる西岡裕子さん 片山誠子さんの物まね、似てましたよ!!えっどっちがしゃべっている? 錯覚しました。 この錯覚は物語全体の錯覚を意味してるのでしょうかね!! 重なるTVの物語と現実と・・・。 完全犯罪には、ならなかった、しかし この物語の失敗した所を直せば可能ですよ しかし検察官に見破られる、検察官は昔の友達、妻を亡くしている、完全犯罪は可能ですよ、僕の様にね!!。。。 僕が黙っていればいいだけの事、2人でやり直そう 言い寄ってくる、鈍器で殴る。 再び始まる完全犯罪のシナリオ 今度は間違えない。

     舞台は暗転 TVを見る姿 あーー面白かった!! ・・・で、私も面白かった。
    重なる物語、えっそうなん・・・・

          うわっそうか・・・・

          まだまだ!!うえーーー。
        
          まいりました 面白かった。 って作品です。

    とても面白い お洒落な サスペンス ミステリーでした。

     お芝居の内容ではありませんが、私名前が変ってって、受付でいつも困る事が多いのですが、今回の製作さん“とみさんでございますね、チケットは・・・・・”1回でスムースに対応して頂きました。とても気分が良いですね!! お洒落な舞台に お洒落な製作さんの受付で とても得した気分になった お芝居でした。

  • 満足度★★★★★

    完全犯罪
    証拠さえ残さなければ、行動さえ間違わなければ。いろんな伏線が前半にあり、現実と空想の世界が行き来し、完全犯罪に至る。頭をフル回転させある言葉が完成した時『あー!』となりました。最前で観たせいもあり、迫力がありすぎて焦りました。が、とでも楽しかった。Nyanならではの舞台でしたいってよかったです。

  • 満足度★★★★

    めっちゃオシャレな演出
    こんなオシャレな演出は見たことがありません。

    気をつけて見ていたつもりが、つい中心の演者に目を奪われているうちに、進行していた演出が多々あり、ちょっと悔しかったです。

    そんな訳で、明日リベンジすべく、見に行きます。(既に予約済み!)

    ネタバレBOX

    2回目見てきました!
    ミス・ディレクションをさせている演出を確認するためだったのですが、なかなか巧妙に仕組まれています。

    小道具のアルファベットを書いた写真立てがとてもオシャレ。
    「d」が途中で、dishにもなったのを見て思わずニンマリしてしまいました。
    ストーリーがミステリーではなく、演出がミステリーになってます、是非ともその辺りをじっくりご観劇下さい。

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