実演鑑賞
満足度★★★
鑑賞日2024/08/22 (木)
古い作品なので、音楽的にも少し古臭く感じました。なんか作品自体も一捻り感じず、ストレートなミュージカルでそこには好感は持てましたが、歌謡ロックショーを見ているようで個人的にはわだかまりが残りました。
小さな町なのでまた来てくれたら嬉しいですが、また別の作品を持ってきて欲しいなと思いました。
実演鑑賞
満足度★★★★
[エルサレム・バージョン]
楽曲が良いのでやはり観入ってしまう。ジャポネスクよりもこっちの方が好きかも。
ジーザス・クライスト役、加藤迪(すすむ)氏は鈴木健想に見えた。
マグダラのマリア役、江畑晶慧(まさえ)さんも巧い。
この二人の歌はどんな状況でも歌詞を聴き取れるのが凄い。
イスカリオテのユダ役、佐久間仁氏は時々谷村新司を思わせる。
ヘロデ王役、北澤裕輔氏は松平健っぽかった。
ジーザス・クライスト逮捕の理由。当時ユダヤ教は三派に分かれていた。ローマ帝国に従う権力を握る官僚的なサドカイ派。一番大衆に根付いていたパリサイ派は伝統的な律法を守り習慣を重んじた。ジーザス・クライストのいたであろうエッセネ派はゴータマ・シッダッタの教団に近い形で儀礼ではなく精神的なものを重要視した。ラディカルにパリサイ派を批判し、かなりの民衆を扇動出来る人気、反政府運動のカリスマ的な立ち位置。それを敵視したパリサイ派サドカイ派の者達は死刑の権限を持つローマの総督ピラトに処罰を委ねたとされる。