海をゆくもの 公演情報 海をゆくもの」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 5.0
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  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    2日連続で鑑賞しました。なにしろ凄い顔ぶれで5人の内、小日向さん、大谷さん、平田さんは初舞台鑑賞です。初回観終わるまでパンフも事前情報も見ずに鑑賞しましたが、地名や人名が馴染みないくらいで他のセリフはさすがとしか言いようが無い迫力です。特に小日向さんのあの不気味(笑)さはTVで見るまま。本舞台では昔の松田優作さん主演の「野獣死すべし」での演技を彷彿とさせる部分もありましたが全体的には不気味さよりはどこか滑稽さを感じましたね。2回見るとやはりより全体が分かって細かい芝居も楽しめたし生物の舞台を堪能出来ました。

    ネタバレBOX

    当時の演劇の流行りで演者は観客にガンガンぶつけるのですが回収はしないと言うのが基本のようです。小日向さんは悪魔は悪魔ですがその魔術も盲目の高橋くんには通じないと言う演技は良かったですね。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2023/12/23 (土) 13:00

    騒々しく厄介な感じで始まる酔いどれたちのクリスマスは、予想外の展開にゾワゾワしつつ、ラストまでのさまざまな仕掛けを堪能した。

    演出とキャストに惹かれて観に行ったけど、これは戯曲もそうとう面白いな、と思った。予想と異なるタイプの物語だったけどとても好みだった。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    一流のベテラン名男優が揃うぜいたくな配役で面白くないはずがない。良くて当たり前。ダメ兄だが不良弟を思いやる高橋克実氏の演技が印象に残る。ゴミ溜めみたいな部屋の感じも良い。所々無理に声を出している感があるのは少し気になったが、広い劇場ゆえ致し方ない。
    それにしても、イブの夜に家族ほっぽり出してよそで遊んでいるのは、そりゃ奥さん怒る。

  • 実演鑑賞

    やはり舞台の小日向さんはよいですね。どんでん返しには圧巻
    ところどころ噛み合わない感じが惜しい

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    おもしろかった。小日向文世の悪魔役がすばらしい。他のうらぶれたガサツな労働者たちと違い、嫌みなスマートぶりが絶品。弟役の平田満と二人っきりになったとき、正体を現して魂を懸けた勝負を挑む。ぞっとするような怖さがあった。
    上演3時間(休憩20分)

    ネタバレBOX

    最後のどんでん返しも素晴らしい。浅野和之が登場してからずっと探していた眼鏡を、ひょいと見つけることで、勝負の結果をガラッと変えてしまう。見間違いには爆笑だった。この舞台の笑いは浅野の細かい所作が多くを担っており、素晴らしい喜劇訳者だ。捨て台詞して去る悪魔に、悪魔とは知らない兄が「ナンダ未練たらたらじゃないか」と毒づくのも笑えた。

    神の恩寵で、最後は悪魔が負ける展開は「ファウスト」だと思った。パンフを見ると、ポーカーに悪魔が参加して最後は負けるというアイルランドの「ヘルファイア・クラブ」の民話がある。それを作者はもとにしたそうだ。でも「ファウスト」も似ている。

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