満足度★★★★★
悲しいときは100%悲しいわけじゃない。
↑アフタートークで鈴江さんが言っていたことば。
思い出を思い出すときに、人はその時の周りの状況とか音とかを一緒に思い出していきます。
でも実は、周りの音とか情報がやたらと美化されています。
実際その思い出が起こっていたその瞬間は、情けないこととか、美しくないものとか、美しく保存するために蓋をしたいようなことがおこっていたのです。
だから、演劇のシーンを作るときも鈴江さんは浸り過ぎない。
絶対きれいなセリフをナルシズムにしてしまわない。
そのバランスを大切にしているのがものすごく伝わってきて、謙虚で、ものすごく感動してしまいました。
鈴江さんのかく言葉が、お芝居が大好きだと実感しました。
要所要所で泣きっぱなしでした。
救いがないのに救われるような
劇団八時半の舞台は三度目の観劇になる。これまでに観た「私の音符は武装している」「完璧な冬の日」と同様、高学歴な人々を描いている。今回は化石発掘現場でひたすら採掘を続ける、私設研究所メンバーの話だ。
人里離れた山奥に隔離されたような現場で毎日毎日単調な作業を繰り返すメンバー。色々な問題が発生するなかで、だんだん精神的にもおかしくなってくる。普通の人がそうじゃなかったり、普通だった人がそうじゃなくなったり、ジワリジワリと事態が進行していく描写が実に秀逸。
人格と状況と事態が絶妙なハーモニーを奏でるような作品。何も救いはないけれど、救いがなくても救われるような、妙な安堵が感じられた。
満足度★★★
作風変わった?
久々に観に行ったんですが、何か作風が変わった感じがしましたね。
イイ感じに変わった部分が多かったけど、受け入れられない点もあったのも事実だな・・・
満足度★★★
ダメな人達のダメな集団。
社会にも地域にもなじめない化石発掘グループのダメさ加減をわざとテンポ作った会話や動きで見せてくれます。転換の際のせわしない動きはちょっと気になったなぁ。
満足度★★★★
もちろん、おすすめです
でも、初日だったこともありますが、
すこし、転換のときのバタバタとか、
すこし、台詞のカミとか、
まだまだよくなる台本だと思いますので、☆は4つにします。