満足度★★★★★
いろんな「情」
紀伊国屋ホールで最終日に見ました。
ロボットに差別用語や危険行為はプログラミングされていない。だけど、人間と接する事でロボットなりに成長と苦悩があり。とある事がきっかけで責任負って師匠と漫才する場面は泣き笑いするしかなかった。
研究者チームのロボットへの心意気と生真面目っぷりな行動がまた可笑しさを誘い、世間との孤立感が見えるようで切なくなった。
軽そうに見える劇調の中で、笑わせて、問いかけて、終いにゃ考えさせる。だけど辛いとは思えず。むしろ温りがあり、これが劇団30年分の底力なんでしょうね。
会って久しい友人からの手紙を読み返した後の様な、懐かしさを感じ見て満足、良かったです。
それにしても、亀屋芸能社めちゃくちゃ昭和テイストな興行会社だった…。
柳理科子が一番ロボット風味が強い容姿だったなー、まさに今!21世紀の顔って感じ。
漫才の一部分は下ネタが厳しくて苦笑いするしかなかった。アドリブ?もあり笑わせてもらいました。