満足度★★★★
もっとイケる!
シアター711の階段を登ったら、イイ感じのラップが開演前の会場から聞こえてくる・・・貧乏くさい服装の男8人くらいのラップじゃ!
「マスかいてますか!益荒男で!」
なんか凄くウマイ。。。
「ソフト・オン・デマンド、YEAH!!バター犬 シェパード、YEAH!」
・・・CD欲しい。。。
で、開演。ラップの男たちが演じる。。。
・・・男子校の文化祭の出し物の「プロバージョン」って感じ。
筋肉質な上半身(一人小太り)にGパンだけで演じる(女子高生へのウケ狙い)。
けっこう複雑&パワーが必要な組体操(女子高生へのウケ狙い)。
汗がほとばしる空間での狂喜乱舞&ラップ!(女子高生へのウケ狙い)。
・・・で、蛭子センセイのようなウマいのかヘタなのか判断のつかない台詞回し。。。
なんか、よくわからないけど・・・認めたくないけど・・・ヨカッタ!
そういや、「エコをおもしろおかしく扱っちゃうボクタチ」的な青臭い感じも男子校特有の雰囲気。
たまらなく懐かしく愛おしいぜっ!!!
この「男肉 du Soleil」。
前回の東京公演は、アゴラ劇場で演って、会場を凍らせたらしい。
今回の東京公演も「昨日の公演はすっごくもり上がったのにアンケートは1枚だけ」「前列の男性が真顔だった」etc.。。。
大阪の劇団&劇団員が東京をあまり知らないらしいので、アゴラやシアター711での公演になったのかなあ。
このライブは、シアター711の「小劇場らしからぬ」どっしり座れる椅子で観るものではないような。。。
小劇場でやるなら、新宿2丁目のタイニイアリスあたり。
基本的には、新宿のロフトプラスワンみたいな「酒を飲ませる」ライブハウスでやれば相当盛り上がると思うんだけどな(もちろんオールスタンディングで)。
あと、見せ場(?)の組体操は、もっと練って練って練ってクオリティを高めたほうがイイと思う。じゃないと、小器用な学生サークルの出し物との「圧倒的な差」を作れないような気がするな。
「やりたいことをやる」のはすばらしいこと。
ただ、良い意味でも悪い意味でも、男子校臭さは否めない。
構想・脚本の段階で、女性を噛ませてみると「男の良さ」をもっと引き出せるのではないか、とは思ったなー。
アフタートークは、「柿食う客」の七味まゆ味さん。
・・・エロい!
・・・カッコイイ!
・・・フッと感じるやさしさ!
もう外面も内面も最高のオンナやった!!!
満足度★★★★
ほとばしる、男のむっさい汗。熱っ苦しすぎるぜ男肉ファンタジー
男肉 du Soleilって、ダンスユニットだと聞いていたが、果たしてこれはダンスなのか??
まあ、そんなことどうでもいいじゃないか。
「ここにいるよ」ということを「ここにいるぜ」と、ちょっと強がってみせるのが、彼らのダンスなのだろう。
満足度★★
だんじりが通り過ぎた
男くささ全開。こういうの好きな女子はいると思う。
滝のように滴る汗、飛び散る唾、弾けるラップ!
全力全開で踊る彼らの姿は、確かに凄い。
けれども、踊りに洗練さは無いし物語の筋がある分、パフォーマンスのスピードが削がれる。言葉は記号的で実態を伴わず、台詞に愛情が感じられない。
僕はバナナや羽衣の方が好きだ。
以前、「闘争ホルモン」というお芝居をを観た時に感じた、ついていけなさを、このパフォーマンスにも感じた。
きっとこういう男臭さを売り物にする芝居が、好みではないということなのだろう。