座長です。脚本、演出、出演をします。
どうしてもやりたい物語りができたので、公演一月前の9月27日、居てもたっても居られなくなり、企画書作成から出演者交渉、劇場探し、連絡、見学、契約、などすべてを即日完了し上演を決めました。
自分の中にあるものがオリジナルなのだと思います。
「すべての表現は出尽くしている」といわれますが、僕という人間は有史上、おそらくは初めて存在している生物であるし、2010年の10月の東京という時間も場所も、未来永劫、古今東西、他には存在し得ないものなので、唯一無二の作品を創れるな、と思います。
拓馬という名前は、俺が生まれてくるのと行き違いで死んだばあちゃんが遺言のように置いていってくれた名前で、「馬のようにたくましく、未来をてめぇで切り拓く」という名前なのだそうです。
新しい時代、拓いてみたいと思っています。
テレビを書きたい修行の晩でもなく、芸能人になりたいから売れない時代の下積み、でもなく、小劇場てものがいまの自分の武器だから、規模や財政では歯が立たなくとも、少なくともこれはこれで、野田秀樹と同レベルだよね、そういわれなくちゃ、と、夏の間中、吐きそうなくらい思っていた俺でした。
末原君の想いが、ここまで皆さんの心の中に浸透したかと思うと嬉しくなります。窮屈な空間の中、台風の中、ありがとうございました。
自分もお客様から感動を頂きました。感謝!