満足度★★★
期待以上
テレビ放送も全く見ておらず、「大奥」なんて女ばかりの確執描くだけのどうでもいい話でしょ。等と、何の期待もしていなかった。
確かにストーリーは女の嫉妬と嫁姑問題というだけの話ではあった。
演技に関しても、浅野ゆう子にはほとんど惹かれなかったし、スリーアミーゴスの方々はほとんど場繋ぎで活きていなかったと思う。
見所だと思ったのは、衣装と安達祐実。
各キャラクターに合わせた衣装は見ていて楽しかった。
ちょっと合わないんじゃないかと思えるものもなかにはあったが、色や刺繍など工夫が見られてよかった。
また、安達祐実の演技は素晴らしかった。
京ことば、何も知らない素直なお姫様ぶりから夫を思う芯の強さの演技。
なかなか合うキャラクターに出会えない彼女であるが、今回のはなかなか良かったのではないかと思う。
それから、博多座で観る芝居は、ファンサービスという面ではいつもながら満足。
満足度★★★★★
美味でございますぅ~。豪華絢爛な衣装。愛憎・謀略渦巻く女の牢獄。時の流れの儚さ。チーム大奥,浅野座長!
2003年のドラマは、総集編ぐらいしか観なかったのですが、
2007年の同じく明治座での初演も楽しんで、今回再演。
「大奥総取締役瀧山」は浅野ゆう子さんの転機にもなった
あたり役。颯爽としていて気持ちがいい。
数少ない可笑しい場面が楽しい。
名コメディリリーフ、大奥スリーアミーゴスも健在。
安達祐実ちゃんも28歳なのに、初々しい。
『舞台』といっても肩肘張らずに、
ドラマ同様にみんなで楽しめればいいかも。
豪華絢爛な衣装に、愛憎・謀略渦巻く女の牢獄も、
時代の大きな波に流されて、かつての幾多の出来事も
ただ夢のように消えてしまう儚さ・・・。
江戸城無血開城のとき
「大奥で初島とこのまま歳をとるのを楽しみにしていた」
という瀧山のセリフがいいです。
本日は明治座東京公演千秋楽のため、特別カーテンコールでは、
入口でもらったペンライトをみんなで振りました。
舞台上には、出演俳優、チーム大奥51名が並んで
浅野座長がひとりずつ名前を呼んで、
メインキャストはひとりずつごあいさつ。
浅野さんは、「プラチナ何とか打ちかけ」をご披露。
(衣装とはいってもカテコで見せるだけ)
初日は、1億円でしたが、この日は、ダイヤ80個が増えて
1億2千万になったそうで!!
良く取れて落ちたりしないなぁと・・・。
終了後も、舞台の奥から何本締めかコールか何かが
聞こえてきて、座長を中心にチームワークの良さが
伝わってきた楽しい舞台でした。