シダの群れ 公演情報 シダの群れ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.0
1-11件 / 11件中
  • 満足度★★

    豪華キャストなのに・・・
    面白くなかった。
    阿部サダヲ、江口洋介、小出恵介、伊藤蘭、風間杜夫等、出演陣が豪華だったのだが。残念な感じの公演だった。
    高い公演料金は、出演者を観るためだけだったなあ。

  • 満足度★★

    眠たくなった
    異色のヤクザもの・豪華キャストということで、期待感が高かったせいか、あまりに心を捕らえるものがないので、いっそ不思議だった。風間杜夫を筆頭に皆いい演技をしていると思うのだが、なぜか心に響かなかった。残念だった。

  • 満足度★★★★

    豪華で…
     先行チケが最初から飛ぶように売れてたのにつられた形で買いました。

     伊藤蘭さん、風間杜夫さん、江口洋介さんら、美男美女の競演が圧巻でした。
     でも阿部サダヲさん演じる三下ヤクザの悲哀にどうしても目がいってしまうんですね。小柄で、役どころもパッとしないのに。笑
     舞台上で、阿部さんの役だけは替えがきかない感じがしました。考えてみたらいつもかな。強烈なイメージです。

    ネタバレBOX

     ラストで、組織を守るためという名目で、亡き組長の長男(妾腹)の江口洋介さんが殺されます。若頭(風間杜夫さん)がその殺害を指示するわけです。
     しかし、一方で母親の伊藤蘭さんとは男と女の関係でやっていけると思っているのか、深い考えがなさそう。蘭さんも嘆いて退場してしまうわけですが…

     そんなわけないだろう。 と思ってしまいました。

     息子を殺された母親は鬼です。
     風間さんが演じたのも、そこに気がまわらないような若頭ではない。
     ヤクザの世界の特殊さを描いたのかもしれませんが、ものすごく違和感が残りました。

    ―――
     ところが、観劇後2ヶ月半近くが過ぎて、そのザラっとした感じが作品を思い返すよすがになっています。意図された演出だったのかしら。興味深いところです。
  • 満足度★★★

    シダ
    キャストがやはり豪華だ。すごい。しかし物足りない感があったのはなぜだろう…

  • 満足度★★★

    岩松了 今度は、やくざものに挑戦!
    岩松了 今度は、やくざものに挑戦!

    岩松作品では、重要なことが舞台の外で起きる。
    でも、今回はちゃんと舞台上でもドンパチ
    がある。

    そして、突然のエンディングにびっくり。
    閉鎖された狭い社会でのいざこざで
    命を落とす愚かさを感じたりしました。
    こうして舞台という枠の中で見てみると
    それが強調される感じがします。

    また、皆、やくざっぽくて、上手いなぁと
    感心しきり。
    (やくざものはハッキリしてるから、
    キャラクターを作りやすいかも。)

    特に女優陣がいいです。
    伊藤蘭さんの腹の据わったところなんか、
    組長の姐さんらしい。
    時効警察組の 江口のりこ さんの
    安っぽくてけだるくてケバいところや、
    組の若いもんに絡むところとかも。
    黒川芽以ちゃんの京都弁も良くって、
    ほんと大抜擢でしたね。

    男優陣では、風間杜夫さんは、
    力の抜け具合とかがいいです。
    さすがです。

    阿部サダヲさんは、あの役には少し
    大人すぎた感じ。
    江口さんも二枚目過ぎて遊びが無くて
    逆に大変だったでしょうね。

    でもパンフレットの岩松さんが
    銃を構えてるところなんか、
    一番かっこよくて似合ってましたけれど。
    (出演はされてません。)

  • 満足度★★★

    「修羅の群れ」のパロディー?
    ドンパチ場面が嫌いなわりに、東映の仁侠映画は数多く見てきた。
    仁侠映画でありがちな設定が出てきて、いつもの岩松作品よりは普通っぽくてわかりやすいと思ったが、やはり、岩松さんらしさはあった。
    ラストは「え、これでおしまい?」とややあっけなさも感じた。
    風間杜夫はさすが名人芸というか、芝居を自分のものにしている。言い換えれば、風間で成り立っているようなところがあり、それだけに他の俳優には物足りなさを感じた。

    ネタバレBOX

    病床にいる組長の本妻の息子ツヨシ(小出恵介)と、愛人(伊藤蘭)の息子タカヒロ(江口洋介)を巡る跡目問題。愛人の息子は刑務所でのおツトメを果たしてシャバに戻ってくる。ムショに入る段階でタカヒロの跡目相続は決まっていたようなのだが、組長補佐の風間杜夫は、筋目を通して本妻の息子ツヨシに継がせるべきでは、と考えているようだ。ツヨシには本妻(江口のり子)との間に1人息子があり、さらにツヨシの愛人ヨーコ(黒川芽以)のお腹にも子どもがいる。まさに連鎖である。いかにも極妻シリーズに出てくるようなシチュエーションだ。岩松作品にしてはふつうの会話が多いように見えても、やくざファミリーの会話は微妙にズレていき、そのズレはやがて大きなキレツと悲劇を生むのだ。
    やくざ社会、とにかく下の者の上の者に対する気働きがものを言い、空気を読むことが要求されるが、不器用な若いモン森本(阿部サダヲ)はタカヒロを慕う自分の本心と、組の意向との板ばさみになって「空気の読み方」に苦悩し、爆発する。タカヒロがムショに入る前、将来を誓った女ヤスコ(舞台には登場せず)が行方不明になり、タカヒロは喫茶店でヤスコと旧知のヨーコと会っていたところを森本に見られて誤解される。
    冒頭、対立する組がなぜいきなり自動車に発砲してきたのか、ラストでお腹に子どもがいるヨーコまでがなぜ自決しなければならないのかよく理解できなかった。「ヨーコが実はヤスコと同一人物で、ヨーコのお腹の中の子が実はタカヒロの子であった」とかいう展開ならともかく(笑)。
    風間杜夫は、前半のんびりしていて、やくざというより中間管理職のおじさんみたいだ。新聞の劇評でも、本作がサラリーマン社会の縮図のようだと書いている演劇記者がいたが、日本の企業と政治の世界はやくざ社会と酷似しているとはよく言われているから無理もない(笑)。
    風間の懐の深さ、演技の「間」のすばらしさは抜群である。伊藤蘭は江口洋介の母親には見えなかったので、最初のうち江口洋介は舎弟の一人かと思い、関係がわからなかった(笑)。もともと私は女優としての伊藤蘭をあまり評価してないが、今回も極妻役ということでドスをきかせたつもりの演技が岩下志麻の下手なコピーにしか見えず、感心できなかった。風間を誘惑して2人でコーヒールンバを踊る場面はご愛嬌だが、まるで彼女が準レギュラーだったドリフの全員集合時代の寸劇みたいだった。
    阿部サダヲ、江口のり子の演技にはよくも悪くも小劇場の匂いが染み付いている感じ。
    江口のり子は人気深夜ドラマ「時効警察」で岩松の部下役だったし、NHKの「風のハルカ」では、岩松、黒川、近藤公園は舅、嫁、夫というファミリーだったせいか、配役も岩松色が濃い。
    好んでチョイ役に出演するという岩松了の俳優としての存在感も私は好きだ。俳優として出演しながら、共演者を自分の芝居に上手にさらってくるようだ(笑)。
    黒川は女子高生役からずいぶん大人の女に成長した。
    小出の関西弁のアクセントがまったくなっていない。変な関西弁ならしゃべらせないほうがよい。
    この芝居、目新しさはないし、役者たちが演じる人物にカッコよさはないのだが、時折芝居の隙間に流れるやるせない空気がジーンと響く。
    それはまちがいなく岩松了がつくりだしたものであり、彼の芝居に流れる厭世観のような気がする。また、数年前、自分が花火を見上げながら自殺を覚悟した夜に、忍び寄ってきた厭世的な匂いの夜風にも似ている。私が岩松の芝居にひかれているのはそういう言葉でうまく表現できない点だと思う。
    何度かのカーテンコールのあと、客席に明かりがついてもアンコールを促す手拍子が鳴り止まなかったが、なんだかシラケて私は劇場をすぐに出てしまった。正直、そんなにいつまでもカーテンコールを求めるほどの芝居には感じられなかったし、求めることで「通」ぶっているような昨今のシアターコクーンの客席の雰囲気に私はどうにもなじめなくなっている。
    嘘臭いスノッブさというか・・・これなら、小劇場の会場のほうが数段心地よいと思う。
  • 満足度★★★

    展開が…
    キャラの立ち方とか
    ギャグとかはよかったんですが
    話の展開がいまいちでしたね…

    特に後半があまり好みではありませんでした

  • 満足度★★★★

    昔のヤクザ映画を思い出す
    昔のヤクザ映画を思い出す。
    ヤクザものの普遍的なテーマ、 組同士の抗争+内的抗争のお話。
    岩松氏の作り出す少しゆるい独特な空気と間と
    だましだまされの緊張感に引込まれる。

    阿部サダヲ氏が観たくて。
    下っ端で情けなくて、でも仁侠の徒の森本を好演。
    こういう役、さすが、うまい!
    彼が演じるからちょっとコミカルな部分も。
    シリアスすぎず笑いありで。クスッとくる。
    善かれといろいろするが、すべて悪い方に…。

    会話の中に各々の過去を語る部分がたくさん。
    会話にかなりの細かい情報が詰まっているので
    聞き逃がすと関係性がわからなくなりそうで。
    相当がっちり集中して観た。
    途中、ゆるーくゆっくり時間が流れる部分は
    心地よいが若干眠気を誘った。
    伏線もたくさん。絡み合って混じり合って、最後は…。

    もっと観たかったな、つづきが。

    組事務所のセンターにある大きな開き窓が印象的だった。

    そうそう近藤公園さんが色気ムンムンでビックリ。
    最初誰だかわからなかった。

    ネタバレBOX

    阿部サダヲ氏の演じる森本はキレイ好き掃除好きで、
    やたらシンクを磨いたり、
    すぐにコップ洗わないとイライラしたり。
    組長の通夜のあと精進落としにみんな集まり寿司を、
    こんなときも席に着かずコップを洗いに。
    そんなこと後にして席につけと怒鳴られ、
    コップが洗えず、会話にも納得がいかずイライラして
    寿司をバカ食いして…とんでもないことに。
    この掃除好きが原因でいくつも争いが…

    組長の愛人役 伊藤蘭さん、迫力あってかっこいい。
    組長の片腕の水野役 風間杜夫氏もすごい存在感。
    2人の駆け引き、からみもおもしろかった。
    コーヒールンバで踊るのがすてき。
    息子を次の組長にするため水野を誘惑する。しかし…

    組長の愛人の息子タカヒロ役 江口洋介氏は
    ムショ帰りのまさに仁侠の徒。でもさわやか。
    組員から厚い信頼を得ている人格者。
    タカヒロの昔の女についていろいろ出てくるのですが、
    ここがかなり謎が多い。
    新しい組長の世代になったらタカヒロの存在は邪魔だよな。
    はっきり描かれてはいないけれど、移動中のクルマの中で
    やっぱりタカヒロ殺されたんだろうな…。

    タカヒロを裏切った昔の女と知人だと言う
    組長の息子ツヨシの愛人役 黒川芽以さん。
    京都の女。非常に可憐で美しい。強い、でも脆い。
    本妻役 江口のりこさんにかなり精神的にいびられ、
    見方を作るのに下っ端チンピラ(近藤公園氏)を誘惑…手中に。
    タカヒロとも何かあるかのような…。
    組事務所のセンターにある大きな開き窓に彼女がたたずむシーンが
    いくつか。組長の葬儀の雪の日。葬儀に参列できずに、
    大きなお腹で喪服でたたずむのが印象的だった。
    次の組長にツヨシが決まり彼女は捨てられそうになったのが
    原因なのか…もしかしてタカヒロの昔の女は彼女なのか…。
    謎のまま。彼女のラストは衝撃的だった。

    組長の息子ツヨシ役の小出恵介氏は
    若く少し浮き足立ったかんじが結構あっていた。

    良くどつかれていた下っ端チンピラ役 尾上寛之氏と、
    敵対する組の人質から構成員になったチンピラ役の
    裵ジョンミョン氏もよかった。

    本妻役 江口のりこさんを見るとなぜか岩松さんの顔が浮かぶ。
    時効警察のせいかな。

    いろいろ思い返すと、森本のキレイ好き以外は、
    昔からよくあるヤクザ映画そのものだったかも。
  • 満足度★★

    退屈
    出演者は主役級の人がごろごろと豪華。しかし話は単調で途中で飽きてしまった。舞台への役者の出入りも階段が使われていたが、その必要性を感じられなかった。

  • 満足度★★★

    岩松さんは進化なのか、どうか
    解りませんが、大部分の登場人物の内面が解りやすいし、見えない部分もだれかが代弁してくれるから理解しやすい舞台になってきている事かな?それと舞台上で人が死ぬのも最近の傾向ですね。それでも、言葉のこだわりとかわやっぱり楽しいですね。有名な役者さんばかり揃っていますが、阿部さんじゃないと森本の自他共に理解不能な役柄は務まりませんね。弾丸を抜かなかったのに、オジキの足を打った森本の苦悩が晴れるのはいつのことだろう?

  • 満足度★★★★

    俳優達のオーラに圧倒!
    ちょっと複雑な人間関係の話で、途中で???になった所もあったが、そこは、豪華出演陣の迫力に圧倒され、最後まで飽きることなく鑑賞出来た。
    今が旬の小出をはじめ江口洋介、伊藤蘭、が主演の阿部の脇を固めベテランの風間の演技もすばらしく、とても魅力のある舞台だったよ!

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