今宵、宇宙エレベーターの厨房で【ご来場誠にありがとうございました。】 公演情報 今宵、宇宙エレベーターの厨房で【ご来場誠にありがとうございました。】」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.1
1-20件 / 26件中
  • 満足度★★★★

    正統に笑わせる、気持ちのいい作品
    おもしろかった。
    人を笑わせるのは、じつにむずかしい。
    この作品は、ドタバタ、ギャグ、内輪ネタではなく、
    ストーリ自体で笑わせてくれた。
    細部につじつまのあわないところもあったが、
    全体としてとてもよく考えられた話だと思う。
    パティシエ役の女優もかわいくて、キャッチーだ。

    ただ、エレベーターガールをめぐる三角関係の行方が気になる。
    力ワザでなんとなくほろりとさせるのだが、
    ラストシーンはもう一考あってもよかったのかもしれない。

  • 満足度★★★

    小耳にはさんだ情報を知りたかった。
    人類が抱く大きな夢に飽くなき挑戦を続けたひとたちの運命がかかっている場面において、そうしたひとたちが不在(見えない)するなか、小さな自己実現を達成することだけに目的意識を持ったようなひとたちのイマイチ煮え切らない言動が、劇的ドラマを実感させないという意味でのリアルっぽさを醸しだしていたことは、空気感としては悪くはないとおもうのですが、対立軸や葛藤など、目にはみえない描写が見えにくかったために、登場人物のだれかに共感したり、ハラハラドキドキする瞬間が訪れませんでした。
    所々にさりげなく織り込まれた料理人らしさを素材にしたギャグはエスプリが利いていて感心したのですが・・・。
    突拍子のない場面設定に実在しそうな人物像をあてはめるミスマッチさや、
    おおまかな筋書きは独創的でしたし、興味をそそられる類のものでしたので、仕組まれた伏線や細かい情報を出すタイミングだったり、芝居のテンポ・リズムを変化させてみたり、場合によっては場面をカットすることも視野に入れて再構成されるともっと伝わりやすくなるようような気がします。

    ネタバレBOX

    科学テクノロジーのめざましい発展により、万有引力のコントロールさえ容易くなった近未来。地球と宇宙とを一本の軌道軸で結び、誰にでも簡単に短時間で宇宙に行くことができる人類史上初の発明品『宇宙エレベーター』の賛否を巡り、実機に乗り込み会合を行うことになった両派の大臣たちに料理を振舞うことになったしがない料理人たちの事の成り行きがほぼリアルタイムで描かれていきます。

    両派の大臣たちの会合は、『宇宙エレベーター』内に併設された厨房の奥に位置するホールで行われているとのことなのですが、ホールと厨房をせわしなく行きかうオーナーからは彼らがどんな話をしているのか、その具体的な『外側』の情報がほとんど入らず、とにかく料理をつくることに集中するよう釘を差すので、料理人の雑談に広がりがもたらされているとはおもえませんでした。

    『何があろうとも職務を全うすることはできるだろうか?』という趣旨があるためでしょうか、強面のSPや、宇宙人という作業の進行を妨げる邪魔者がちょいちょい入るのですがこれらは、その多くが偶発的なアクシデントであることから、なんとなくその場限りの笑いで収まってしまっているようにみえました。

    不思議だったのは、大臣らが厨房に視察することがあるかもしれない、という可能性を視野に入れた描写がなかったこと。
    これがあるだけで、場のモチベーションはあがるはずです!
    そして、この宇宙エレベーターでは彼が切り盛りするレストランが常設予定ということなのでしょうか?それにしてはこのレストランに掛ける想いも意気込みもスタッフ間でバラバラであるように見受けられましたが。
    まずは意志確認のために、朝礼からはじめるという選択肢もあるとおもいます!

    やる気のないバイトがヒレ肉をただ叩いるのを見かねたシェフが「太陽が爆発するようなイメージで。」と独自の料理哲学をレクチャーする場面はよかったです。
    冒頭での賛成派と反対派が対話する場面でガガーリンの名言を文字って「自分は青かった・・・」というひとことなどはエスプリが利いていて好きでした。願わくはあのような笑い(ネタ)もっとたくさん仕込んでほしかったですね。

    また、オーナーがSPに自慢の一品『太陽のフレア』を試食してもらうシーンでは、料理のコンセプトやこの料理に掛ける意気込みなんかを本番さながらにプレゼンしたりする方がナチュラルであるようにおもいました。

    後半、宇宙ステーション(基地局)から更に月へ向かうためにゴンドラに似た設備を利用して向かう場面で、月へ行って地球に戻ってくるだけのあることが発覚し、結果、テレポーテーション(瞬間移動)で地球に帰還する方法が選択されるのですが、これはちょっと予定調和なアクシデントのようにおもえてしまい、アッという驚きはありませんでした。
    予備の燃料タンクが反対派勢力の飛ばした人工衛星によって撃ち落とされてしまったのではないだろうか・・・とかそのような、憶測が絡んでいたら腑に落ちるのですが。
    エレベータの管理会社の人間が登場して、間抜けなトーンで指示していくのはおもしろかったです。
    『心の歪みが時空の乱れを生む』という設定にはおぉ!と唸りました。
    エレベータ内では重力が自動的に中和されているということもおぉ!となりましたが、『エレベーター内では重力が常に中和されている』という情報はむしろ、序盤で引き出されるべき情報だとおもうのです。
    そして、重力がコントロールされていることは、この時代に生きるひとたちにとっては当たり前という認識なのでしょうか。
    そのことについて注約するひとが誰もおらず、皆あまりにも普通だったので、その点は少し気になりました。

    エレベーターが劇中、どの辺りに滞在しているのか、前後することが多々ありましたが、開演時の暗転でNASAの管制官的なナレーションを入れて、エレベーターを離陸させた場面からドラマをはじめるほうが、臨場感が出るようにおもいますし、『心の歪みが時空の乱れを生む』という設定ももっと生かされたのではないのかな、とおもいました。

    あの宇宙人は、エレベータに乗って地球を侵略にやってきたのに、エレベーターガールに恋をしちゃって予定が狂っちゃった・・・ってことだったのでしょうか。
    侵略しにやってきたスパイだとしたら、それらしい行動はあるはずですし、しかも時々ネイティブ(宇宙言語)はふとした瞬間に出てしまうでしょうし、それに基地局も攻めるとおもうのですが。
    反対派勢力の描き方もちょっと中途半端でしたね。着地点がわかりませんでした。
  • 満足度★★★

    普通に・・・それなりに・・・
    面白かったか?・・・多分、そうです。ただ、CoRich!の書きこみとかが、期待値を上げすぎてしまっていたので、ちょっと「期待ハズレ」的な印象をもったことは否めません。関西から初登場の劇団に、観客席がちょっと冷たすぎたのかもしれないんですが・・・。ゴメンなさい。いずれにしても、TシャツやDVDを売る状況じゃないですね・・・、少なくとも、まだ、・・・あ、東京ではってことですけど。

  • 満足度★★★

    おいしいゴハン~♪
    コリッチのチケットプレゼントで招待いただき、喜んで見に行きました。千秋楽
    の日のソネマでした。普段芝居は一人で見る事が多いですが、オソレオオクも、ペアで招待していただき、職場の友人誘って池袋へゴー!!
    広報に「ピクニック演劇」って書いてあって、どんなかなぁと思ったけど「演劇
    初心者でも置いていかれない丁寧で優しいコメディ」かなと感じました、観劇後にです。普段芝居を見ない友人も、すごく喜んでました。これってすごく大事なことだと思います。ただでさえ演劇人口はまだまだ少ないのに、間口を狭める演劇も多いですもんね。敢えて難を言えば、「お昼食べずに昼公演を見たら、作品中の料理が旨そう(あれ本当に食べてましたよね??)見てる最中にお腹が鳴った」ことかな。ごちそうさまでした~☆

    ネタバレBOX

    「宇宙である必要性」とか「会議の賛成・反対」とか、話の軸になってる部分に
    もっと触れて欲しくて残念。あと、これは完全に好みの問題だけど丁寧過ぎて前フリ長いなぁと思った所は幾つか…。今作品見て、「笑いって人を元気にする」なって思いました。時には「笑いは人の不幸を面白がる、悪趣味」なのかなって思うこともあるけど。でもやっぱり笑うことって幸せです。「食べるも笑うも人の喜び」、これを奇をてらわず、自然な笑いを目指して表現されてて好感触です。また関西からきてほしいなぁ。
  • 満足度★★

    なんとなく前評判とズレ感じました
    結構舞台セットがしっかり出来ていて驚かされました。
    ちゃんと蛇口から水出るし!
    愉しいキャラクター達が織り成すシチュエーションコメディでしたが、
    芝居の進行テンポが、やや遅く感じられ。
    登場人物達が、状況にあわせての行動するだけで。
    自立行動して、観客納得させる自主行動が無かった気がします。
    唯一マイペースで行動していた、テンパリオーナーが自然に思えた位です。
    各人の性格設定などは上手で納得いくものがありました。
    それを突き詰めて、
    話の進行で作られた状況に即対応する行動力を見せていけば、
    上演時間も短くなり。メリハリ付いた気がしました。

    ネタバレBOX

    厨房がメインで料理作っている割には、
    それほど美味しそうなもの出来てる気がしないのは、
    なぜだったんでしょうか?

    説明で「月へ向かう厨房」となっていましたが、
    実際は月に向かうシャトルの中継点:ターミナル行きと表記するほうが
    正確だと思う。(SFマニアは細かいぞー)

    観客席側に大型モニターあるという設定はいいのだが。
    Dayスケジュールの時間進行表なんぞを壁に張って、
    時間押してるからとか、やってるシーンも入ったら、
    緊張感UPしたかもしれませんね。

    SPさんに何度も抱えられるオーナーは楽しめました。

    月土産の特殊合金キーホルダーは結構、サラッと流したワープのSF話に
    深く関わっている割に、伏線のはり方が甘く感じたし、
    宇宙人くんの恋心の説明時間が小さく、共感・納得がしにくかった。
    人のワープについての説明も、殆ど無かったし・・・。
    宇宙人くんの行動が、またトロイ!
    科学者とは思えない設定です、
    オーナーなみに使える設定の人物でしたのに、性格の煮詰め方が弱すぎ。

    SPさんは存在感、行動共に納得で。
    格好も相応しい方が、なさっていましたね。

    大気圏突入時、一分間の高温時間あるのに。
    非常灯に切り替わるという科白あったと思ったけど、
    舞台での表現無かったし、シュチュエーション的に、
    なんかあるべきだったのでは?と感じました。

    うーん・・・まとめると 
    高級食材を、あまり料理が得意でない人が、
    仕方なくレシピ見ながら、ダラダラ作った感じがしましたです、ハイ。
  • 満足度★★★★

    期待にたがわず
    先日、関西の劇団(尼崎ロマンポルノ)を観て、関西系は会わないのかなとの危惧は観始めてすぐ払拭された。役者さんのキャラがそれぞれ魅力あふれていて、楽しくなってしまいました。脚本もライトポップな感じでとても観やすい芝居でした。
    また来京してください。

  • 満足度★★★

    う~ん、普通かな?
    大阪の、ということでちょっと期待値が大きくなっていた。確かに平均点には届いているが、全体にムリヤリ詰め込みすぎており、くどいような気がする。もっとシンプルにしたうえで笑いを狙う方法もあると思う。あと、大阪弁がまったく使われず、標準語で演じていた。個人的にはそこもどうなのかな~と思った。オーナー役の女優さんはキャラが立っており非常に面白かった。あとパテシェ役の女優さんも冷静な感じが騒がしいなかで逆に個性的だった。「見たい」の書き込み及び星の評価は、身内の援軍が多く存在したようで、贔屓しすぎ。という結論

  • 満足度★★★

    サンシャインボーイズとは違う
    初見です。私の感想としては、フライヤーで推薦文を書かれたキャラメルボックスの加藤さんには失礼ながら、この作品に限っては、昔、シアタートップスでブレイク前の東京サンシャインボーイズを観ていた者として、両者の面白さは比較にならないと思った。正直申し上げて、三谷幸喜と比較するなんて失礼かと(笑)。加藤さんが例にひかれた「ショウ・マスト・ゴー・オン」は、専門誌に掲載された脚本を私が電車で読んでいて笑いをこらえきれず、途中下車してしまったほど面白かったのだから。今回の芝居はそこまで面白くはない。ぜんぜん、普通レベルであると思った。
    この公演、4月の大阪公演の感想をリアルタイムで書き込んだのはお1人だけでした。東京公演で「観たい!」を最初に書き込んだのは私ですが、8月に入ってから4月公演の感想がなぜか東京の「観たい!」欄に続々と書き込まれ、私以外、大阪のファンばかり続き、チケプレ実施でようやく東京勢の「観たい!」が一挙に増えました。
    しかし、東京公演初日前日時点で「観てきた!」が既に7件も入っていて、平均☆5つという不自然さは目に余る。これが劇団への真の応援になると思っているのだろうか。
    日ごろから過去の公演についてCoRichのデータを参考にしている者としては、今回、東京公演の評価欄に正確な平均数値が残らないのがとても残念である。

    ネタバレBOX

    宇宙エレベーター賛成派と反対派が対立する冒頭には期待感があった。それから5年後、普及した宇宙エレベーターの中の厨房でのてんやわんや騒動を描いている。
    閣僚による賛成派と反対派が宇宙エレベーター存続を決める会議がエレベーター内のホールで行われているという設定だが、厨房の様子があまり面白くないので、オーナーでなくても会議のほうを覗いてみたくなった(笑)。笑いが単調すぎてテンポがよいとはいえず、2時間は長く感じ、途中で退屈してきて眠気をもよおした。ノッテいた頃のサンシャインボーイズのコメディーはジェットコースターのような勢いがあり、地鳴りがするような笑いが起こったし、退屈する暇など無かった、これは違うぞ、と心の中で言い続けていた。
    役者について。何といってもSP役、F.ジャパンの圧倒的存在感が印象的。彼がいてこそ、この芝居が成立した気がする。劇団衛星や客演でもぜひ観てみたい俳優だ。オーナーの稲田真理の演技が上手とはいえず、わざとらしく見え、笑えなかった。パティシェ役の福嶌睦は美人だが、腹式呼吸ができていないためか、声が出ておらず、台詞がフワーッと抜けてしまう。滑舌も悪い。それに比して、エレベーターガール(パイロット兼客室乗務員のような存在らしい)の千歳晶子は安定した演技で、役に説得力がある。千歳とF.ジャパンが芝居を巧く運行しているように感じた。永井悠造は冒頭、反対派の老学者と、宇宙で生まれた青年の2役を演じたが、まったく違う俳優に見えた。老け役がとても巧い。管制官、五判坂道彦役、竹田幸弘の「声のみの演技」がなかなか面白かった。
    三谷の芝居には必ずはっきりしたオチがあるが、この芝居では、賛成、反対の討論の結果は示されないまま、「シェフが最後まで料理に全力を尽くす姿」を示して終わる。これはこれで私はよいと思ったが、一緒に観た連れなどは「プロローグで両派の討論を見せたのなら、エピローグもつけるべき」と主張して譲らず、相当不満のようだった。
    この一作だけで評価を決めたくないので、加藤氏の言うところの「全盛期の東京サンシャインボーイズの芝居のよう」という公演を、今後ぜひ観てみたいものだ。
    終演後、劇団員の千歳晶子が、役同様、親切な客室乗務員のごとく、物販商品や劇団について丁寧に客に説明していた姿が心に残った。
  • 満足度★★★★

    良作コメディ
    こういういかにもなコメディは、最近観ていなかった。こういうのは、簡単なようでなかなか難しいと思う。最初から最後まで舞台世界の中に入っていられて、飽きずに観れたし、たくさん笑った。それだけでも凄いことだと思う。ただ、笑いのレベルが、最初から最後まで一定な感じがして、つまり、段々と笑いが盛り上がっていって最後は大爆笑、みたいな感じにはなっていなかったので、そこはもったいないと思う。この手のコメディはたくさん創られているから、ちょっとやそっとのことでは観客は納得しない気がする。そうはいっても、センスは凄いと感じたし、関西から東京に初進出らしいし、パティシエだか何だか色々やっていた女性はかわいかったし、次また東京に来たら絶対に観たいと思う。

    ネタバレBOX

    料理に対する真剣さがいまいち感じられなかったのが、もったいないと思った。料理を作っているシーンが本当に少ない。「いいから、早く次の料理作れ!」と心の中で何度も叫んだ。本当にいいものを作ってそれを食べてもらいたいんだ、という情熱のようなものが伝わってくれば、笑いだけでなく、感動にまで持っていくことができたのではないかと思う。物語がそういう方向にいかないで、ワープだとかエレベーターガールへの恋心だとか、タコみたいになってしまうという話でバタバタしてしまったのはもったいない気がした。タイタニック号の中で演奏しつづけたバンドマン、みたいな感じにもっとできたらよかったのに、と思う。
  • 満足度★★★★★

    やられた
    ド肝抜かれました!
    久しぶりに本格的なコメディ見た気がしますね!

    ぜひこれからも東京公演していただきたいですね!

  • 満足度★★★★

    満足です
    前評判が良過ぎて、開演直後はアレ?って感じでしたが、芝居に慣れるにつれて、どんどん面白くなり、終演後はすっかり満足です。東京初進出のせいか、私の観た回は少し物足りない客入りでしたが、これからも東京で公演やって欲しいです。

  • 満足度★★★★

    夢と科学とドタバタと、
    恋心も絡んで楽しかったです!!

    ネタバレBOX

    宇宙エレベータの存続か廃止かを決める大臣会議がまさにこのエレベータ内の会議室で行われ、警護にあたるSPとエレベータ内レストランのオーナーや厨房スタッフの色んな攻防を軸に、予定外の乗客、恋愛、大事故が絡み、進展していくコメディ!

    2085年頃?の話。直接月までエレベータで行くわけではありません。かなりの高度までエレベータで昇って、そこからロケットを使って省エネで月まで行くようです。地上何キロまで昇るかということを説明してほしかったと思います。そうすれば、時速とか所要時間とか具体的に理解できます。

    月で生まれ育った人を宇宙人と呼ぶんだって思いました。ちょっとした差別用語なんですね。そして、月ではあまり高温を経験しないので、地球に来て30℃以上の環境の中に入ると、手足ががスルメかゆでダコのようにペラペラペラとなってしまうという都市伝説が微妙に絡み、ワープの研究も行われているとか。

    エレベータガールに恋した宇宙人、最後ワープの成果でエレベータガールが失くしたキーホルダーを見つけることができたものの、そのために告白できなってしまった切なさで終わるところは、ドタバタの後だけにおしゃれでした。

    オーナーが暴走すると、ごつい、ちょっと六車さん風SPがオーナーを抱えて戻って来るというベタなシーンが何度となく繰り返され、楽しかったです!

    パティシエ役の福嶌さんの玉を転がしたような、声優さんのような声が素敵でした!
  • 満足度★★★★★

    気がついたらDVD買ってたよ
    いや、無理矢理とか、催眠商法とかでなくて、自分の意志で(笑)。

    隕石少年トースターは、大阪の劇団で東京初進出らしい。でもって、観劇後、次いつ観られるのかと思ったので、ついふらふらと物販に行き、前作のDVDを買ってしまった。まず舞台のDVDなんて買わない私が、である(まあそんなことは誰も知らないとは思うけど)。
    つまり、とっても面白かったということなのだ。

    とてもわかりやすく丁寧につくられたコメディで、心地よい。
    こんなコメディが観たかったのだ、と思うほど。

    楽しかったな、観てよかったな、と心から思い、DVDを胸に帰宅する私でした。

    ちなみに、シアターグリーンのチラシラックに、隕石少年トースターの無料DVDが置いてある。過去のダイジェストと、なんと過去の短編(30分)が収録されているので、観劇の日程が合わない方は、それだけでも手にしてみてはいかがだろうか。

    ネタバレBOX

    宇宙エレベーター内のレストラン厨房という設定。それはまさにタイトル通り。
    その厨房で、スタッフたちが繰り広げるコメディ。

    コメディにありがちな「面倒臭い人」を1人か2人設定し、その登場人物を中心にして、それをいじり倒すことでコメディを成立させる、というパターンがなかったところに好感を持った。

    確かに面倒臭いシェフという登場人物がいるのだが、彼は常にコメディの中央にいるわけではなく、月生まれの宇宙人や新人の料理人、オーナーなどもその設定に合わせて、面倒臭い人になるのだ。
    それがいい。

    ストーリーは、ややもっさりしていて、丁寧すぎる感もあるのだが、説明すぎということでもなく、ゆったり観るのには丁度いい塩梅であったと思う。それは心地よくもある。
    とは言え、単に脳天気なのではなく、つまんないコメディだと、笑わせるための設定に逆に自らの退路を断たれ、無理矢理だったり、あり得ない展開になりがちなところを、そうせずに、きちんと「攻めていく姿勢」が垣間見られたところに、さらに好感度がアップするのだった。

    丁寧に台詞を重ねて笑いを取ることを基本としながら、ドタバタも挟みつつという構成も、厨房だけのストーリー展開にほどよい緩急をもたらしていた。
    細かい伏線も丁寧に拾っていくしね。

    演じる役者たちも、全員がとてもいい味を出していた。誰というよりは、全員がいい仕事をして、きちんと印象に残る。

    これならば、次回も是非観たいと思うのだが、残念なことに大阪の劇団ということだ。
    とても好きになってしまった隕石少年トースター、早い時期に、再度東京公演を実現してほしいと願うのだった。……できれば、今回客演もあった劇団衛星と2マンで。無理か(笑)。

    ちなみに、こりっちで、東京公演が始まる前に東京公演の「観てきた」が数多く埋まるという珍事が起きていて、正直「あ〜あ、やっちゃったなぁ」と思ったのだが、その中にきゃるさんの「観たい」の書き込みがあり、それが目にとまったことで、行くことに決めた。その書き込みには感謝します。
  • 満足度★★★

    良質なシチュエーションコメディ
    ちょっと物足りなさは感じたものの、肩の力を抜いて楽しめるお芝居。
    キャラクターが個性的。二時間、誰も霞まないのはお見事。
    シチュエーションコメディが好きな人は、ぜひ。

  • 満足度★★★★★

    素晴らしい
    練られた脚本、メリハリのある演技等、全てのプラス要素が劇的に結合した良質なコメディでした。関西の劇団さんなので、関東の私は物凄くジェラシーを感じてしまいました。是非是非、また東京に来て欲しいです。

    ネタバレBOX

    おおいに笑わされ、ほんのり温めさせる喜劇。
    終焉間際に暗くなった時、久々に「ああこの楽しい時間が終わってしまう」と哀しくなりました。
  • 満足度★★★★

    観てきました
    ここでの評判がとてもよくて期待しすぎたせいか、観劇後はちょっと物足りなさを感じました。
    面白いことは面白いのですが、もっと面白くできたはずです。

    大阪拠点の劇団なのに東京公演で客席がほぼ埋まっていたことにはさすがだなと思いました。

  • 満足度★★★★★

    超怖いSPが
    意外な過去とカワイイ1面を持っていてビックリ。
    質の高い知的コメディーで、思わずプッの箇所が多数。
    大阪の劇団らしいが、またステキなストーリーと笑いを持って来てください。

  • 満足度★★★★

    東京公演も期待大!
    大阪で観たけど東京にも観に行きます!!だって、東京公演はますますパワーアップしてるみたいですから☆

  • 満足度★★★★★

    いやはや楽しい!
    まさに「三谷幸喜の後継者」とも言える脚本家、山内さんのセンス抜群の作品です。

    宇宙へ向かうエレベーターっ全然想像つきませんでしたが
    それぞれのキャラクターに伏線があってなおかつそれが交差している脚本に感心しました。

    役者の人も皆当たり役で観て損はしませんでした!

  • 満足度★★★★★

    なかなかよいです
    シチュエーションコメディの大道
    おもしろかったです

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