満足度★★★★
南十字星駅で
原作を読んでいず原作と脚色・演出の境界線が不明ながら、冒頭で賢治作品(の一部)を引用しているのでいきなりツボを突かれる。(笑)
また、過去4作のキーパーソン…ってかクロノス・ジョウンターの発明者である野方自身が過去に跳ぶことで「完結編」的意味合いも持ってきますわな。
本作のミソは遥か54年(だったか?)昔に跳ぶ方法で、極論すればあとは「以下同文」的、マンネリを避ける意味でもやはり完結編か。
そんなワケで物語のハイライトが前半にあるものの、やはりストーリーテリングが巧みだし、70歳代後半を演ずる西川浩幸の説得力ある演技(本当に足腰が弱っているように見えてハラハラするくらい)の功績もあって後半パートもダレず。(そもそも上演時間がカテコを含んで70分余だし)
満足度★★★
ミス・ダンデライオン
原作を読んでおり06年4月の初演も観ていたが、今回はギャグが増えてより甘みが強くなった感じ?
そこのところに木に竹を接いだような若干の違和感あり。客席にはウケていたのであくまで個人的な好みの問題だが。
満足度★★★★
楽しい、笑い、ダンス、切ない。2本立て,人気のタイムマシンシリーズ完結編。
演劇集団キャラメルボックス恒例の、1本1時間のハーフタイムシアター。
今回は、タイムマシーンシリーズの再演とシリーズ完結編初演の2本立て。
お約束のダンスに始まって、とにかく明るくて楽しくて、
切なくて泣ける・・・
観る人の好みはあると思いますが、キャラメルボックスの
クオリティの高さは保証つきです。
芝居でも映画でもタイムマシンネタは、
もうかなりやりつくされたとは思います。
しかし、原作のおかげもあると思いますが、
SF部分に、「人を思う切なさ」の絡めかたがうまい。
そこの感動に尽きます。
SF部分では、過去に戻れる年数と、とどまれる時間に
制限があって、その間に愛する人を助けなくてはならない。
しかも、その数時間の後は、タイムスリップの反動で、
遠く未来にはじきとばされてしまうという設定がミソ。
作者が自分で作った設定なので、そこに冷めてしまうと
感情移入できないかもしれませんが。
満足度★★★★
やはりすごい。
キャラメルボックスの作風が好きではない私ですが、やはり抜群にうまくておもしろいので、いつも悔しいと思いながら見ています。
さて。
「ミス・ダンデライオン」は初めて見たのですが、これが開始数分でマイ琴線に触れる内容で、不覚にも涙がつーっと流れていきました。
全体的にも、あまりによくできすぎていながら、引くことなくむしろぐいぐい引き込まれ、ハーフタイムながら普通の尺の芝居と同じ濃密な物語を見られました。
やっぱりすごいな。
満足度★★★★★
演劇界のスタンダード、そして徹底したサービス精神に脱帽!
これだけ安心して観られる劇団が他にあるだろうか?芝居の質、内容、役者の演技、どれをとっても常に満足いく水準だし、恋人を連れて行っても家族を連れて行っても誰でも喜んでもらえる。今年は25周年だそうだが、今やキャラメルボックスはスタンダードになったと言ってもいい。
役者の安定した演技はもちろんのこと、照明、音響の見事さ。そして何よりクロノスを舞台上に実際に設置した舞台美術に感動。あのタイムマシーンを小説の読者に失望することなく表現出来る劇団が他にあるのだろうか?
そして何より、徹底した観客サービス。どうして若い劇団はもっともっとキャラメルボックスを観に行って、キャラメルを超える観客サービスをどうやったら実現出来るかということを真剣に考えないのだろう?
満足度★★★
西川・野方のが主人公です。
原作はクロノスが主人公らしいですが
生みの親の野方が最終的には成長して主人公になった舞台でした。
やっぱり1時間なので、気持ちの動きとか展開が早いから薄い感じ
するかもしれませんが、過去3作品の蓄積がある私には納得の話。
過去において時間が無い!
そんなクロノスっていう設定にはハーフタイムシアターが合ってるかも?
短い時間の2作上演・セットもかかるでしょうがこれからも頑張って欲しい。
野方と西川さんが重なる作品ですね、キャラメルはどんなに良くて見
★3つが限界、TBでは簡単な年表を作ってみました。
満足度★★★
やっぱり定番
『ミス・ダンデライオン』は初演に比べ、更に主演ふたりが安定。
『南十字星駅で』はストーリーに意外性はないが、
ミスターキャラメル西川さんの魅力が圧倒的。
音楽の振動が心地よく、ダンスが始まるとワクワクする。
観終わってスッキリと劇場を後に出来るのが嬉しい。
満足度★★★★
ここまでくればもう好みの問題
「タイムマシン」っていうテーマの為か、どうしてもチョット突っ込みたく部分もありますが…あんまりそういう事考えて観るのも野暮だなと思わせてくれる感じでした。
キャラメルボックスさんのお芝居の事、正直って「大好き」ではないのですが…面白かったです。あの行き届いたファンサービス精神、ブレない空気感と作品の質…そういったモノには一目置かなければならないなと思わされます。さすがだと思います。
「ここまでくると好みの問題」そう言えるクオリティを提示できるのは本当に素晴らしい事ですよね。
満足度★★★★★
まさかの号泣
「ミス・ダンデライオン」は映像で観たことがあったので、内容は知っていたのですが、途中から涙が止まらなくなってしまいました。
恥ずかしいくらい号泣。
「南十字星駅で」は、あまりピンと来なかったんですが、最後が良かったです。
クロノスの起動シーンが凄い迫力。やはり生で観ないとダメですね。
満足度★★★★
「クロノス・ジョウンターの伝説」シリーズは良い!
両作品共に凄く良かったよ~ 良いストーリーで心にジーンっときた・・・
いつかシリーズ5作品全部一気に観れるような公演があったらいいなぁ~
満足度★★★★
みんなのしあわせ
ハーフタイムシアターなので1本60分。時間的制約のせいなのか、そもそも原作がこうなのか、原作を読んでいないので分からないけれども、とてもシンプルな筋書きで、笑いあり涙アリの、キャラメルボックス王道の感動ファンタジーでした。評判どおり、『ミス・ダンデライオン』は良かったです。これだけでも見に行く価値はあると思います。