作品って
横内謙介さんは、人の真似をおそれるなと良く言う。良いものを自分の作品に取り入れる、きちんと取り入れることは戯曲家としてとても大切なのだ…と。
この作品こそまさにその通りで、長年芝居、ミュージカルなどなどを見てきているものにとっては、あれはあそこから、これはそこからと思えるようなシーンが少なくない。しかし、それらをこうやって見事に作品として組み立てるのは長年の経験と才能があって初めてできるんだろうなと改めて思った次第。
満足度★★★★★
轟組さいこう!
轟組の愛とガッツの舞台。
大好きです~(・∀・)♪+.゚
急な降板が相次いでいたこともまったく感じさせない舞台でした。
ベテラン人のフォローはさすがです!
また轟組に会いに行きたいです!
満足度★★★
想像以上に楽しい舞台…嬉しい誤算
地下足袋ミュージカル、楽しみました。
ストンプのような楽器を用いない豪快なオーケストラ演奏や、豊かな声量で聴かせるうつくしい楽曲…一方でコミカルな喜劇調な演劇シーンがあるかと思えば、現代の病巣である耐震偽装や日雇いへの偏見や男尊女卑…多くの問題を芝居のテーマに盛り込みながら、活き活きとした若者たちの躍動感を伝えることに成功している。圧巻はシルク・ド・ソレイユを思わせるアクロバッチックなバレエシーン…ここで、こんなものにお目にかかれるとは。
さすがに、建築現場を舞台にしたステージだけあって、カッターの火花が暗闇の中に花火のごとく激しく散り、足場を上り下りするきしみ音が響き、ドリルのけたたましい音がこだまする…ミュージカルの要素としての音響が確かに底にはあった。ストーリーの骨格も意外に一本通っており、少し珍しいもの見たさがあった私には、予想外に本格的な舞台を楽しめたという嬉しい誤算だった。
会場となった千葉の美浜文化ホールも初めて訪れたが、舞台を見下ろす感じ…客席の傾斜角もまずまずでよい会場だった。400席程度の小ホールだが、コンサートにはちょっと小さく、小劇団にはちょっと広すぎるという、演者にはなかなか難易度の高い会場だと思うが、小劇団の活躍の場としては東京からも近くアクセスも悪くない…、今後注目に値する会場だと思う。
満足度★★★★
アイデア満載!
群像劇系なのでストーリーがやや弱い感なきにしもあらずとはいえ、それでも笑いあり、恋愛あり、組(会社)のピンチありでちゃんと物語になっているし、STOMP風のパフォーマンスやシルク・ド・ソレイユばり(ってか合格者だから本チャンだ)のエアリアル、それにアクションも取り入れた「作業」(笑) が素晴らしくて、2時間チョイなのに「え、もう終わりなの?」みたいな…