公演情報
「シベリアへ！シベリアへ！シベリアへ！」の観てきた！クチコミ一覧
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満足度★★★
鑑賞日2019/07/15 (月) 17:00
いわく「反復横跳び芝居」
舞台前列の金属棚は何だったのだろうか。ツイッターの写真を見ると、役者全員がこの棚の上に座っている写真があるが、実際の舞台ではこのようなシーンはない。安倍総子が大半座ってはいるが、他の役者さんたちは、馬となってこの棚に臨みかかる（登ろうとして、登れない？）だけである。
ひたすら広いシベリアの平原を、ただただサハリン目指して駆け抜ける馬たち。死をも賭してチェーホフは何を求めたのだろう。 -
満足度★★
チェーホフのシベリア旅行を、６頭の馬たちが、代わる代わるに作家の残した手紙や紀行文を読み上げて、再現していく。その間、馬たちは、広い演技空間をずっと走る真似をしている。普通の戯曲、演劇とは全く違う。はじめは新鮮だったが、１時間２０分を飽きずに見ることはできなかった。ただ、チェーホフのサハリン旅行の、行けども行けども同じ景色が続く、単調で、不快で、疲労困憊した気持ちに少し近づくことができた。
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満足度★★★★
地点ならではのパフォーマンスである。演劇ともダンスとも朗読とも芝居とも言えない。どれかのジャンルの上に総合しようという方向があるわけでもなく、このテキストはこう表現する、という演出の意志に貫かれている。よって、地点は地点、としか言いようがない。
廣いKAATの中スタジオ。一方に１５０席ほどの階段席が組まれている。席に向かって奥に、雪を思わせる霞のかかった大きな鏡。これが照明によってさまざまに表情を変える。舞台七三に天井から僅かに葉を付けた白樺の木がさかさまに吊るされている。その前、客席の前に、正方形の金属製の枠。上には悪路を思わせるようにバラバラに長い板が置かている。天井に着くように白い風船が五つあがっている。風船はもう一つ俳優の一人安倍総子の首にもついている。
そのほかの広いスペースを、俳優六人が、「まるで」としか言いようがないが、馬がギャロップを踏むように、走り回りながら、ときにはシベリアの悪路を走る馬車になったり、それに乗ったチェーホフになったり、さまざまな役を担って（つまり、せりふは斉唱になったり、ひとりで読んだりする）チェーホフの「シベリア紀行」を読んでいく。ほとんど動きを止めることなく、馬の走りをしながら、地点語、とも言われる重複や、濁音を多用したテキストを台詞にする。発声訓練が行き届いていて、その台詞が全部観客に届く。台詞の流れは、ときに掛け声や、馬のいななき、鞭音などをリズミカルに取り入れ、馬車の進みにも似て、紀行文に合う。
で、この異色の新趣向の舞台は面白いのか。これが、面白いのである。馬たちと共にシベリアの僻地を文明から逃れるように旅をしたチェーホフの気分がよく表現されている。十九世紀の後半にはこういう自然のなかへ！という運動もあったようで、日本でも、明治の末から昭和初期、シベリアや南洋は人気があった。いまの時代の空気に似ているところがあるのかもしれない。紀行文をテキストにするパフォーマンスとしては大成功だろう。１時間２０分。初日からほぼ満席。
ＧＲＥＡＴ ＣＨＩＢＡ（676）
Takashi Kitamura（753）
旗森（712）
この公演に関するtwitter
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感動しました。成河くん教えてくれてありがとう。 またひとつ新しい世界を手に入れました。 地点「シベリアへ！シベリアへ！シベリアへ！」 - This is it https://t.co/2N88EJkdBp
5年以上前
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最近見たものは、ウティット・ヘーマムーン×岡田利規×塚原悠也「プラータナー：憑依のポートレート」、ミクニヤナイハラプロジェクト「日々」、地点「シベリアへ！シベリアへ！シベリアへ！」。そして僕は煙草をやめました。
5年以上前
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地点「シベリアへ！シベリアへ！シベリアへ！」@KAAT これまでの地点は台詞と身体表現の繰り返しで、チェーホフの物語の何かを抽出し提示してくれたが、今回は元になる物語はなく、書簡や短編の断片を叫びながら馬車馬となって舞台を走り続け… https://t.co/S0KYp6UkcT
5年以上前
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地点『シベリアへ！シベリアへ！シベリアへ！』は、今年の上半期の観劇の中でも一番好きな作品だったと、言える。チェーホフ作品の中でも一番好き（え…）な作品になった。好きな理由は、まだうまく言葉にできない。7月公演も観たかったけれど時間とれず…
5年以上前
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地点『シベリアへ！シベリアへ！シベリアへ！』物語になるには台詞が圧倒的に不足しているのに、全体としてチェーホフの世界が浮かび上がる面白さ。薄汚い田舎、そこに生きる粗野な人間の向こうに神の世界、イデアの世界が透過して見える。チェーホフ戯曲の誕生の瞬間を見せてくれる舞台だった。
5年以上前
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地点『シベリアへ！シベリアへ！シベリアへ！』 ６人の役者によって演じられる緊密に構成された六重奏曲を聴くような舞台体験。チェーホフのテキストによる旅のエピソードが、次から次へと変奏され、同時進行する身体の動きや声や溜息や、バックに流れる音楽が、縦横無尽に絡み合い拮抗し唱和し合う。
5年以上前
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今日は地点『シベリアへ！』の千秋楽、打ち上げから帰りの電車まで今日は空間現代の野口くんと話し込みむ。お互いに「地点の音楽家」そして、（「外」と「SCOOL」という）「スペース運営者」という共通の立場でのあれこれの話。あといまどきの学生のこと。
5年以上前
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地点『シベリアへ！シベリアへ！シベリアへ！』於 KAAT 神奈川芸術劇場、観ました。こういう演劇を行う方々の在られることを、ほんとうにありがとうございますみたいな気持ちで帰宅
5年以上前
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KAATで地点「シベリアへ！シベリアへ！シベリアへ！」。「馬車」が「バシャ」と口ずさまれてるのに気づいたとき、（よい意味で）面倒くさい時間に巻き込まれたと思ったが、ほんっとうに長く面倒な、バシャバシャ、川、森、ひひーんの８０分、そ… https://t.co/freCssmlCk
5年以上前
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KAAT×地点「シベリアへ！シベリアへ！シベリアへ！」仕事が早く終わり、思い立って最終日駆け込み。当日キャンセル待ちのくせにかぶりつきセンターがぽっかり空いていたので遠慮なく。 そうそう、私が芝居を好きになったのはこういうテキスト… https://t.co/zSqAmqzwyj
5年以上前
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地点『シベリアへ！シベリアへ！シベリアへ！』をKAATで観劇。 舞台美術や照明の彩りが素晴らしく、それだけでも楽しめてしまう。 これからのチェーホフ作品を観る目が変わりそうな体験だった。 空間現代の人や、大学にいた時に三島由紀夫に… https://t.co/XnPfC0Bjr7
5年以上前
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地点『シベリアへ！シベリアへ！シベリアへ！』。 川は氾濫しているか、または凍結しているか。ぬかるんだ世界では、人語も馬のいななきのように濁る。 あなたの、アントン、チェーホフ！の署名と共に何度も手紙を書けど、返事はない。その空転を… https://t.co/W8WtHbOq6v
5年以上前
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【 本日7/16(火) 19:30開演、千秋楽です！ 全席自由（入場整理番号付）：3,800円 当日券は開演30分前より中スタジオにて販売します。 枚数は僅少となっております。 皆… https://t.co/5e2gkHLxcp #地点
5年以上前
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地点『シベリアへ！シベリアへ！シベリアへ！』シベリアへの過酷な旅を身をもって表現する役者さん達に圧倒される。動きもすごかったが、辺境に近づくにつれて濁音が増えるところなど言葉も面白かった。とくに「馬車」の独特な抑揚はまだ耳に残って… https://t.co/mSx3VTpb4q
5年以上前
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KAATにて地点『シベリアへ！シベリアへ！シベリアへ！』めちゃくちゃおもしろかった。バシャ、バシャ、バシャと走り続ける俳優たちの生命。急に家族写真みたいな構図になって満面の笑みで客席を見つめるところ、吹き出しそうになった、なぜだか。すごいよかったな。
5年以上前
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地点『シベリアへ！シベリアへ！シベリアへ！』KAAT神奈川芸術劇場中スタジオ アフタートークはオリガ・ニキーフォロヴァさん、ドラマトゥルクかつプロデューサーとしてロシアの政治的な観点からの評価。日本で安全に演劇をつくり観られること… https://t.co/0Er6jN311h
5年以上前
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【 本日7/15(月・祝) 17:00開演です！ 全席自由（入場整理番号付）：3,800円 当日券は開演30分前より中スタジオにて若干枚販売します。 皆様のご来場をお待ちしており… https://t.co/sPsNFOY4wB #地点
5年以上前
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地点『シベリアへ！シベリアへ！シベリアへ！』@KAAT。ロシアの広大な大地のことを思った。中国や、サハリンとも地続きのユーラシア。シベリア鉄道もまだない頃の馬車の旅。田中祐気さんがよかった。石田大さんがもっと爆発しているところを見たかった。
5年以上前
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地点「シベリアへ！シベリアへ！シベリアへ！」@KAAT。ミュージカルノーサンキュー人間だったため、ついでに演劇も人間だったのですが、今までにない感覚で超面白かった。いろんなものが渾然一体となって訳の分からない格好良いものをぶつけてきた。体の使い方や発声とか面白いよね。
5年以上前
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ウィリアム・フリードキン『真夜中のパーティー』(1970) 中島哲也『告白』(2010) 地点『シベリアへ！シベリアへ！シベリアへ！』@神奈川芸術劇場
5年以上前
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地点『シベリアへ！シベリアへ！シベリアへ！』初日。面白かったー。なんであのテキストが演劇として面白くなるんだろう。前半日程（良かった）と何が違うんだろう。長い音楽とかダンスみたいでもあった。 2日前まで『三人姉妹』やってた方々がフ… https://t.co/3VPGY0itj4
5年以上前
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【 本日7/14（日）19:30の回は当日券のご用意はございません。 明日7/15(月)17:00の回は前売をまだご購入いただけますのでぜひご検討くださいませ。 https://t.co/PJ0du1tKM1 #地点
5年以上前
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【 本日7/14(日) 19:30開演です！ 本日の当日券の発売はございません。 皆様のご来場をお待ちしております！ https://t.co/c1LCDtg3WJ https://t.co/j8ryVyA4OH #地点
5年以上前
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KAATx 地点「シベリアへ！シベリアへ！シベリアへ！」＠神奈川芸術劇場。チェーホフのシベリア旅の書簡を元に綴られる物語。みやすくわかりやすかった。鈴、ばっしゃばっしゃ、1890年の旅の過酷さが伝わってきて、演劇っておもしろいなぁ… https://t.co/oI6bFGpzoT
5年以上前
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地点『シベリアへ！シベリアへ！シベリアへ！』は少し不思議な作品。公演内ほとんど鳴り止むことのない、駆ける馬の蹄のリズムに合わせて、台詞が分節されていく。代わりに毎度恒例の間投詞や感嘆詞での台詞脱臼は少なめ。開演直後の、なんだかぎこちなくも感じた違和感の正体は一体なんだったんだろう
5年以上前
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地点『シベリアへ！シベリアへ！シベリアへ！』が、果たして演劇的に優れているのかは見当もつかないんだけど、めちゃくちゃ面白かった。旅を前進させるスピードとリズム。それが停滞すると言葉が濁りバグっていく。どういう芸術？？ https://t.co/9153MEMVyp
5年以上前
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KAAT×地点「シベリアへ！シベリアへ！シベリアへ！」ソワレ@中スタジオ。チェーホフの旅行記「シベリアの旅」や彼の他の文章で構成。当時のシベリアへの旅（特に馬車）がいかに難儀でいかに退屈かがよくわかった約80分。ずっと身体を動かし… https://t.co/s7YN0i1FH0
5年以上前
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地点「シベリアへ！シベリアへ！シベリアへ！」を観る。 チェーホフ「シベリアへの旅」をベースに。 この作品および「サハリン島」はドストエフスキーの「死の家の記録」や「地下室の手記」に当たるが、彼は実際シベリア流刑囚だったがチェーホフ… https://t.co/EUJs67VGHj
5年以上前
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今日の二現場目！ 待ちに待った劇団地点「シベリアへ！シベリアへ！シベリアへ！」 おばあちゃんに二現場目は厳しいと思ったのでホテルに置いてきた！（鬼畜） https://t.co/ZF8tphwnZq
5年以上前
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今日から後半戦が始まった地点『シベリアへ！シベリアへ！シベリアへ！』、7/16に続き7/14も完売となったため、前売券の入手が可能なのは7/15月・祝17:00開演の回のみとなりました。地点WEBShopでも若干数取り扱いしており… https://t.co/zbQzRCSc73
5年以上前
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【チケット情報】 7月14日(日)19:30開演の前売券は終了いたしました。 現在発売中の前売券は7月15日(月)17:00開演の回のみになります！ https://t.co/c1LCDsYsy9 #地点
5年以上前
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【 KAAT神奈川芸術劇場にて再び公演！ 本日7/13(土) 19:30開演です！ 全席自由（入場整理番号付）：3,800円 当日券は開演30分前より中スタジオにて販売します。 本… https://t.co/Tgy05IWRHJ #地点
5年以上前
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【 明日より7月の公演が始まります！ 全席自由（入場整理番号付）：3,800円 開演30分前より中スタジオ受付にて販売いたします。 7/13(土)19時30分の回は僅少… https://t.co/1aaxuzV5k6 #地点
5年以上前
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にしても、KAATの「ゴドーを待ちながら２バージョン」と地点「シベリアへ！～～」「三人姉妹」の両セット券は大変良かったわ。ちょっと遠いから行き難いと避けていたけれど、今回はとても楽しかった。ここのところKAATに足が向くわ（笑）
5年以上前
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本日、地点｢三人姉妹｣開幕！！！ 7/11(木)までKAAT神奈川芸術劇場にて。 7/13(土)～16(火)｢シベリアへ！シベリアへ！シベリアへ！｣との連続上演です。お見逃しなく！「地点｢シベリアへ！シベリアへ！シベリアへ！｣｢三… https://t.co/fC5AN6jHAd
5年以上前
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2019/5/31 ◯ジョナス・メカス「ウォールデン」シアターイメージフォーラム https://t.co/a3nBqri2f6 ◯地点「シベリアへ」KAAT… https://t.co/cKhx3Wjs0O #handyscanner
5年以上前
