闇を蒔く~屍と書物と悪辣異端審問官~ 公演情報 闇を蒔く~屍と書物と悪辣異端審問官~」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
1-5件 / 5件中
  • 満足度★★★★

    「アングラのその先、アッパーグラウンドへ!」と言うのはよくわかりませんが、血しぶきが飛んでくる刺激的な舞台。常連さんはそれが楽しみのようでした。

  • 満足度★★★★

    零距離で観る漆黒歌劇
    刃の矛先が眼前をかすめ、息遣いがかかり、血飛沫を浴びて
    観る感じる五感に触れる舞台
    少年漫画的な使い魔同士のバトルには否応なしにワクワクさせられた
    あなたとわたしがどんなに慕い合おうとも世界に何の影響もないことを深淵だけが知っている

  • 満足度★★★

    鑑賞日2019/02/05 (火) 19:00

    エログロ少な目、怪物大決戦多め、そして血糊噴出は超多め。
    前説の時は劇場を出ており、血糊の件を聞いておらず、いつもは安心・快適な3列目中央寄りに着席。
    しかし、お陰様で2列目の方と私の隣の方がバッチリと被弾してくれて、被害は最小限で済みました。
    お2人とも、とんでもないことになっていましたが。
    でも、顔にちょっと被弾した血糊がなかなか取れなくて、駅のトイレでは苦戦しましたが。

    テッサリアの修道院内のヒェーラルキーがちょっと見えづらく、冒頭からすっと入って行けなくて、やや難儀しました。ラストのどんでん返しは、見事でした。けれど、登場人物の思惑や立場をもう少し整理されたら、よろしかったのでは。

  • 満足度★★★★

    ザムザ阿佐ヶ谷を初訪問。映画を見歩いてた20代頃もラピュタへはついぞ訪れず、漸く足を踏み入れた。廻天百眼も久々2度目。身体的・精神的嗜虐の快楽と苦痛の相克にフォーカスした世界(と言語的に取り敢えず解釈)としては勘所を押さえて気持ちが良い。被虐の中で輝く女優は地下アイドルの雰囲気に通じるような。。勾配のある階段式客席から見下ろすステージは高さを使って前後がかなり狭いのだが、クライマックスで「書物」(即ち魔術)の使い手らが招び出した異形の怪物らが、巨大な武器を振るいながら擬闘を展開する場面は圧巻。普通あの狭い奥行では上手下手の位置は替えないだろう、しかも主役日毬が彼らの手前側に正面向きで立ち、嘆き混じりの台詞を吐いたりするなど、空間的密度が半端でない。音楽に合わせた生ドラムも臨場感の演出に効果。一種のライブでもある哉。

    ネタバレBOX

    賑やかな開幕前、団員らの案内に対し「汚れ」の無い高い座席を選んだが正解。終演後劇場外に出てくる人らを見れば血しぶきをしこたま浴びた客たち。これが廻天百眼観劇の醍醐味なのだそうだ。
  • 満足度★★★★

    鑑賞日2019/02/03 (日) 19:00

    寺院に保護されたヱリコ、マリサ姉妹は書の一部を読むことで自らの武器とする術(すべ)を会得して異端審問官に起用されるが……な物語。
    前半はアクションRPG的な印象で進み、中盤で「エコク人」が登場するあたりからダイナミックな展開となり、姉妹の「秘密」を明かした後にある意味定番でもある「憎しみの連鎖は断ち切られず殺し合いは続く」で締め括る。この結末、こんな時期だけにメッセージ性がより強く感じられる。
    衣装・音楽も含めた派手な演出に加えて今回は舞台や客席上方に飾られたステンドグラスが美しくかつ妖しい。
    そして百眼史上最大瞬間飛距離・最大瞬間量を記録した血糊!
    いつも通りの花道よりも後方の席(従来は飛んだとしても滴レベル)にいたが、膝に着弾したか?と思い拭った掌が手形を取るかのように赤くなっており、ついに「血(糊)の洗礼」を受ける。(笑)

    ネタバレBOX

    終盤、ヱリコがマリサとの本当の関係を知らされる場面では「エンゼル・ハート」(アラン・パーカー監督:1987年)の終盤でのミッキー・ロークを連想。
    また、その後の屍2体(ラハブ、ホムンクルス)の対戦には「サンダ対ガイラ」(本多猪四郎監督:1966年)も連想。

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