フラグメント 公演情報 フラグメント」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
1-5件 / 5件中
  • 満足度★★★★

    学生時代はもうン10年前ですが懐かしい感じとともに、彼らの何日かを覗き見している感じでした。それぞれの個性がよく描かれていると思いました。
    日常の中の非日常とのことでしたが、日常を外れることはなかったのではないかな。
    男子が3人いましたが、ケントは自称プロデューサーと名乗りつつ何もしないし(ユウジにちゃんとアドバイスしろ!)ダイチは嫉妬深いしで、監督なんてできるのかしらと思いつつユウジが1番好感が持てました。
    毎回脱いだコートをきちんとたたむアヤネの仕草が素敵でした。

  • 満足度★★★★

    大学生の日常を描いたストーリーでしたが、リアル感がありました。仲良く見えても、何かあると壊れてしまいそうな微妙な人間関係や本音、素直になれなかったり、自分を繕ったり・・。役者さん達は、それぞれのキャラクターを自然に演じていたので、部室の中を覗き見ている気がしました。そして、何だかんだ衝突があったとしても、やっぱり友達って良いものだなぁと思いました。懐かしさを覚えるような舞台で、良かったです。

  • 満足度★★★

    実際にありそうな話過ぎてそれが物足りなさにつながりました。役者さんなかなかうまい演技をされているのですが少し物足りなったかな。そんなことを感じた90分でした

  • 満足度★★★

    実際にありそうなサークルの話でした。

    ネタバレBOX

    大学生のサークルの当たり前にありそうな風景でした。少しゆっくりとした展開の前半でしたが、後半は変化があり面白く展開していきました。セリフとセリフの間合いがちょっと長いので観ていて肩が少し凝ってしまいました。
  • 満足度★★★★★

     大学の映画サークル。4年生を送り出しコンテストに出品する作品の中核を担うことになった部員たちの日常を描いた作品。(追記3.9)

    ネタバレBOX

    身近な題材を扱っているのが若い役者さん、脚本家さんらなので等身大の演技は自然で脚本も良く練れており。舞台美術も必要最小限且つ充分な合理的作りだ。
     当然のことながら、創作段階で様々なぶつかり合いや、部内カップルの在り様、監督と役者との間にある表現を巡る齟齬とその問題解決を巡ってのテンヤワンヤ。そして思うように表現し得ない中で起こる対立や葛藤と若者らしいナイーブな感性が傷つけ、傷つきながら展開する様に、さもありなんと共鳴しつつ拝見した。
     ところで今作の上手さは、単に上に挙げたような通り一遍の解釈では終わらない深読みができる仕掛けが施されていることにある。例えば、ヒロインを演じるアヤネとケントがカップルであることを部員総てが気付いているのに、コンダクターであるべき監督・ユウジだけ気付いていない、とか。試験勉強をケントから実例を挙げて教えて貰っているにも拘わらず、ユウジはその意味する所が分からず結果も単位が取れない等々。ケントとユウジの間には、非対称性があること。具体的には学生が創る映画で通常は置かないプロデューサーを自称プロデューサーと名乗って設定するケント、脱落はせずに関与し続けながら、実は初めからユウジに監督は無理だと考えて行動していたと勘繰りたくなるような能力的優劣が埋め込まれていること、更にそのケントをも操ろうとしているかも知れないと思わせるアヤネの能力も匂わせて大人にも飽きの来ない作品に仕上げている点などだ。
     更に衣装換えでその華麗差などを示すことによって、出身階層の差異とジェンダーを示している点などでも細やかで適切な配慮が見られ、タイトルと内実の親和性も現れていて感心した。

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