満足度★★★★
オペラの日本語公演はむかしはけっこうあったらしいが、いまはほとんどない。そこにいくと、全編日本語の今回の公演は貴重。「原語でないと」という原語至上主義のオペラ通の話をよく聞くが、日本語でも十分楽しめるということが分かった。もちろん、セリフや歌詞の意味がすぐ分かるわけで、素直に楽しめる。いい公演だった。
ドン・ジョバンニ(ヴィタリ・ユシュマノフ)の悪びれないいたずら坊主ぶりがよく出ていた。みなに糾弾されて、神の裁きにあうのは仕方がないともいえるし、ちょっとかわいそうともいえる。バリトンのレポレッロ(三戸大久)も、コミカルな役どころを、軽すぎず、重すぎず、メリハリ付けて演じていてよかった。声も最高。ソプラノも高音がよく出ていて、ほれぼれした。
アリアも六重唱も非常に聞きごたえ抜群。舞台はオペラ用でない会場で、うまくオーケストラピットや、張り出し舞台、二階バルコニーも作っていた。
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フィガロでモツオペラに興味を持った皆様!!1月は「ドン・ジョヴァンニ」もありますぞ!!! しかもオペラ初心者にも優しい日本語上演!!ぜひ観るべし!!! 東京芸術劇場シアターオペラvol.12 モーツァルト/歌劇『ドン・ジョヴァン… https://t.co/dHmsSdCKuW
6年弱前