移動 公演情報 移動」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.0
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  • 満足度

    第一線で活躍する俳優・スタッフが可児市に滞在しながら制作し、全国に発信することを目的にしているという。
    別役実作品にお馴染みの文学座の役者さんもたくさん出ていて、舞台初見の竹下景子も楽しみだった。
    ところがこれがヒドイ舞台だった。
    役者はそれぞれ雰囲気のある役作りで悪くなかったのだけれど、今どき珍しい暗転ばかりある舞台だったのだ。明るい照明の入り、高さのある舞台のせいか、大きな舞台道具の移動(別役作品でおなじみの電信柱、なぜこれを移動させるのか意味不明)があり、暗転のたびに幕が閉まるのである。
    「暗転の多い舞台はツマラナイ」と以前に誰かが言っていた。まさにその通りだ。
    幕を開けたまま進行させてもそれほど問題は無いように思えた。演出は別役劇初演出の西川信廣。
    ご当地の可児市民はこの芝居をどう観たのであろうか?

  • 満足度★★★

    「不条理劇」というと難しいように思うけれど、日常は実に不条理でやりきれなかったりする。そう考えるとこの移動し続ける演劇はまさに私の現実でもあるのだなと思う。

  • 満足度★★★★

    竹下景子さんが好演。

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2018/10/07 (日) 19:00

    座席1階

    別役作品を竹下景子が鮮やかに演じた。
    家財道具を積んだリヤカーを引いて、ひたすら歩き続ける老夫婦を含めた家族。途中で年老いた父が亡くなり、動かなくなったリヤカーを直しては進み続ける。後戻りをせず歩き続けたその先には。
    別役氏がこれを書いたのはきっと、もっと前だろうから、強烈なラストシーンは今風のアレンジなんだろう。しかし、このラストは予想外だった。一定のスピードで静かに進んでいた舞台がちゃぶ台返しされたようだ。逆に言えば、そこまで我慢してこの不条理に耐える価値は充分にある。
    さらに想像を巡らせれば、現実のこの世こそが別役氏の想像を超える不条理であるということが、痛烈なテーゼとして示される。
    何も考えずに一つの方向に進み続けることの怖さを噛み締めたい。
    このような別役劇を初めてみた。拍手を送りたい。

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  1. 可児市文化創造センター「移動」補遺。文学座の座員連名を見たら、演技部・女の筆頭がいつの間にやら本山可久子さんになっていた。そして凄いのは本山さんをはじめ劇団公式ウェブページ最上列の皆さんが実力(ここが大事)で現役バリバリだということ。そして皆さん、実にお若い。

    約6年前

  2. 可児市文化創造センター「移動」補遺。一番の収穫は文学座の大ベテラン、本山可久子さんの名人演技をこの目で拝見できたこと。お元気で、台詞回しも素晴らしければ、身のこなしも安定かつ敏捷。ご活躍の舞台をいつまでも拝見したい。そして今年も勧… https://t.co/qltBM6ZCd4

    約6年前

  3. 可児市文化創造センター「移動」ソワレ@吉祥寺シアター。別役実の戯曲を西川信廣の演出で。ある場面で社会的メッセージ性を持つ写真を投写するのはいかにも筋悪。観客の想像力を演出が一方的に縛ってはいけない。ましてや現実のリアルに演劇のリア… https://t.co/QgYKbqRTc2

    約6年前

  4. 岐阜県可児市文化創造センター「移動」(作:別役実 演出:西川信廣)@吉祥寺シアター、追記。文学座のたかお鷹さん(70才)が素晴らしいが、同じく文学座の本山可久子さん(86才)がまたハツラツと見事なのだ。演劇は、70代80代の役者にこうしてパワーをもらえる。その至福について。

    約6年前

  5. 岐阜県可児市文化創造センター「移動」(作:別役実 演出:西川信廣 主演:竹下景子)@吉祥寺シアター、素晴らしい舞台でした!別役ワールドならではの、不条理のなかの人間の死生の本質。ベテラン役者陣の芝居に心を打たれた。是非、検索を!11/14(水)まで。

    約6年前

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