満足度★★★★★
全国制覇!超高校級!
青森演劇鑑賞会例会で「修学旅行」と同時上演された「河童」を見ました。
初日の本番を見て、二日目の本番を観劇するのをためらってしまいました。
なぜなら・・・・・
内容があまりにも「切ない」から。
河童役のコがあまりにも「かわいそう」だから・・・?いや、!自業自得!?
あ、これ以上はネタバレ・・・
最近、畑澤聖悟作品に連続でかかわらせて頂き、すっかり畑澤作品に惚れ込んでいる自分として、戯曲の完成度の高さが申し分無しなのは当たり前。
しかし、それ以上に演じきった生徒さんたちがすごすぎる!!
実はここ数年、高校演劇で勝つためには脚本力が重要で、生徒の力はほとんど関係無いのでは?と思っていました。
しかし!そんな考えを完全に覆されました!
全国制覇出来る高校生は、やっぱりちゃんと芝居が出来ているから脚本が活きるんだな~と・・・
逆に、他に生半可な気持ちで「河童」に手を出しても、全くつまらない芝居になってしまうかも・・・と。
僕は映画でも演劇でも、悲しい気分のまま終わるモノは正直な話「嫌い」な方なので、この「河童」も「嫌い」なジャンルのお芝居です。
でも、そんな「嫌い」なジャンルのお芝居を2回とも観てしまうくらい、完成度が高く、引き込まれる芝居だったと思います。
観劇後、深く考えさせられました・・・
「いつの日か、河童が河童で無くなる日が来るのだろうか」と・・・