満足度★★
懐かしさもあり。
古いファンとしては、竹下さんと円城寺さんがそこにいるかのような錯覚。
野田地図リピーターの連れに言わせれば「野田地図としては異色」というから、夢の遊民社テイストが出ていたか。
コンドルズが純粋に、作品の振り付け・踊りに徹していたのはよいことだが、コンドルズファンには物足りなく感じるのは贅沢か。
アンサンブルが美しい、人数も多い。ただその分、個としての色が全体的にメリハリなく埋没してしまっていた感じも。個々の計算された揺らぎが野田演出の素晴らしさと思っていただけに若干残念。
壮大な叙事詩。計算された舞台転換。しかしなぜかスピード感に物足りなさ。何故だか考え中...。
満足度★★★
野田地図としては異質?
なるほど、野田式SFってのはこういう風になるのね。8歳児を演ずる大倉孝二の味わいもあってか、どことなくナイロン100℃のSF系作品に通ずるような感覚?
ってか、今まで(=99年の『半神』以降)観てきた作品の中で一番ポップだしあれこれ他者の作品を想起させるしで、つまるところ異質な気がする。これもまた1000年も先の未来を描いたことによるものか?
また、得意の言葉遊び、今回はわかりやすい地口が多いというのもその一因か。
満足度★★★★
人間の証明
テーマ的には面白いです。
演出はまぁそこそこ。
当然役者さんはガンバっています。
主役二人が終盤手をつないで言葉を紡ぐ場面などは迫力を感じました。
ただ、ちょっとありきたりかな、という印象と
野田氏の中の何かにブレがあるのかな、という感触をもちました。
なんで最期に待っている人が帰ってきたのかな?
満足度★★★★
「希望」の「安っぽさ」を引き受けることで、生まれる「希望」もある
野田さんの芝居って、ほとんどの観客が役者の表情を見ることができない大劇場でやっているわけで、
有名人を出す必要はないのでは、とも思ってしまうのですが、
肉声を響かせることで、テレビで見るのとは違った存在感を放つのも、芸能人の凄さ。
生き残る芸能人には、ビジュアルだけではない「何か」があると、改めて教えられます。
SFとの名目ながら、現実との地続き感が強いお話。
自分の国が「自滅に向かっている」と、多くの人が薄々感じている日本という国において、
「希望」を描くことの安っぽさは、野田さん自身がよく分かっていると思いますが、
その「安っぽさ」を引き受けることから、始まることもある。
あえてメッセージを読み取りやすいお芝居を作る、懐の深さに感服します。
満足度★★★★
松さん、りえちゃん
二人の女優さんの芝居を堪能。開幕と同時に引き込まれ、同日のりえちゃん妊娠報道なんてふっとんじゃいました。
おはなし的には面白いし、ぞくぞくする展開だったけれど、手塚治虫がさんざん描いてきたきた世界って気も。(「火の鳥」の出てこない「火の鳥」みたい)
前半の落語・歌舞伎的なお笑いは結構好き。
満足度★★★★
パイパー2回目
前回の行ったのが、1月の上旬で席が2階席の最後列。
表情は見えないし、男性陣にいたっては誰がどの役なのか最後まで
よく分からない人も。いま1つ消化不良でした。
今回は1階席の真ん中あたりちょうど見やすい場所で、
前回よりは台詞も良く聞き取れたし、舞台の世界に入っていけた。
アンサンブルも近くで見たほうが迫力がある。
ストーリーや結末は分かっているが
やはり、後半の展開には震えた!
でも、前回も書いたが
『キル』に比べると、言葉遊びもいまひとつ
物語に飲み込まれる感じも希薄。
野田さんの舞台で、あのメンバーだから期待しすぎたかな?
今度のダイバー日本語版も楽しみ。
これから東京芸術劇場での公演増えるのかな。
地理的には行きやすくはなるが。。。
観ました
早々と予約したので良い席で楽しめました。SFな世界は面白いのですが野田秀樹さんの声がお疲れ気味だったのが残念でした。とは言っても大倉孝二さんの不思議な雰囲気、大好きな橋爪さんの怪しさ、宮沢りえさんの美声などなど観られて楽しかった。
満足度★★★
宮沢りえファン的感想
昨年のルヴォーの『人形の家』を観たときに宮沢りえを絶賛してたんだけど、
「それは彼女を好きだからじゃないの?」
と話半分ぐらいにしか受け取ってくれなかった同行者(←宮沢りえは『透明人間の蒸気』と『ロープ』を観ているも、けっこう評価低めな人)が、
「驚いた、化けたねぇ」
と手の平を返してきたのが一番嬉しかった、かな?
ただ反面、演技者として舞台にしっかり立っているために、
以前のような“不安定な魅力”は薄れてしまっているんだよなあ…。
悩ましいところですw
満足度★★★★
う〜ん
野田作品でなければ満足なんですが、こののキャストで野田さんとなると期待せずにはいられなく、そのギャップに消化不良。
松さんはさすがの一言で、宮沢さんが予想以上に好演で良かった。
期待しすぎたのかな・・・
満足度★★★★★
良かった
松たか子さんと宮沢りえさんがどう野田さんの作品に絡むのか?
期待大で多少の不安もあったけど、私としては十二分に楽しめた。
アンサンブルが織り成す空間も素敵で、終演後身につまされました
満足度★★
パイパーを観た
今年の初観劇…つまんなかった
キルが面白かったから期待したのに
テーマ的に松尾スズキっぽくて
だったら松尾スズキが書いた方が断然面白いって!
テーマや題材の段階でコケちゃってたのかも…
舞台芸術としての体はなしていたけど
オレが観たいのはそんなんじゃないし
橋爪功に平幹二朗みたいな芝居させるのもったいないって
あの人は飄々とした芝居の第一人者なんだから
そういう点ではオレの大好きな池田成志系だったか?
宮沢りえがいつの間にか舞台向きの声になってて驚いた
役柄の為かもしれないけど大変身してた
オレは前の方が好きだったかな
『これ芝居です』『芝居やってます』みたいな台詞回しも
演出であり意図してやってるんだろうけど
今時なんだかな~って感じ
松たか子が「ラ・マンチャ」以来で違和感を感じた
大倉孝ニだけ余り演出されてなく見えたけど
他がガチガチに固められてたから面白いのに浮いちゃってた
サモアリ小松座長も十分活かされてなくスンゴクもったいな~
野田得意の言葉遊びも以前に比べ冴えてなく
客席のリアクションも薄かったなぁ
これなら新作より旧作の再演やった方がいいと思った
得意なテーマに戻ってまた面白い作品を作って欲しい!
関係ないけど、昨日新感線の「蜉蝣峠」一般販売
25分くらいで全公演売り切れだった…
観たいけど、先行販売の時行かないつもりだったから
ま、いっか
溜まってるDVD観よっと
DVDばっか観てる新年のスタート…
満足度★★★★
宮沢りえが素敵だった。
松たか子が上手いのはわかっていたが、宮沢りえがあんなに上手くなっているとは知らなかった。映画で賞を取ったり、テレビで評価されても、さほどと思っていなかったが、今日の芝居は見事だった。
最後の方で、宮沢りえと松たか子の掛け合いの長台詞があるが、心に残る名場面だった。
満足度★★★★
面白いのはわかってる
野田地図にはそれ以上のものを求めてしまう。
今回パンチがあまり効いてないような、物足りないような気がした。
それこそロープの暴力とか、THE BEEの直接的すぎる人間性とか、
野田にはそういったものを期待している自分がいる。
今回はそれが足りなかった。
満足度★★★★
そうだっけ?
もっともっと面白かった気がしたんです。
面白かったけど・・・なんだか消化不良な気がして。
期待しすぎたかな・・・でも、面白かったです。
満足度★★★★
これか!!
なるほど。そうなのか。ふむふむ。と、ずしんと記憶の中に記録されていく今日観た作品。
アンサンブルの使い方といい、宮沢さん松さんのコンビといい、橋爪さん、大倉さんがまた楽しい。あー、つくりこんでいるからこそこの味が出るのですね。
満足度★★★
演劇作品としては○、野田作品としては△
作品としては面白いけど、野田作品としては今ひとつ、というのが正直なところ。
客席は野田作品への信頼度がすごく強いみたいで、これは面白いんだな、笑って良いんだな、という認識があって笑っている感じがした。普通にやったら失笑、みたいなシーンかなりあったし。そういう意味では言葉遊びがだんだん義務みたいな感じになってきて、ポンポン出てくるんだろうな、楽しんで作ってるんだろうな、という感じがしない。書きたいものを書いたというより、決められたものに対して当て書きされているように(キャスティングが先行しているように)見えた。野田作品ならではの言葉の強さがあまり感じられなかったのが残念。パイパー値は仕方ないとしても、あんなふうに映像を多用しなくてもそれを描けるぐらいの人だった気がしたのに。
とか考えながら観なければたぶん別に平気です。
みた。
あーーよかった!!!
満足。
もちょっと後方からアンサンブル観たかった。
大倉さんは大倉さんだった。
柿・七味さん、出すぎてていじめっこみたいだった。
なんで花が手品みたいな安っぽい花なんだろ。。。