満足度★★★★
鑑賞日2018/03/22 (木) 14:00
座席1階B列10番
わずか1日+αの、家族と恋人同士と親子の再生の物語。ストリップ小屋の楽屋を舞台に、これらの物語が同時並行的に描かれていく。
割とすっと、入って行ける話なのだけれど、冒頭の小梅とライター、そして男性ストリッパー達の絡みは何の意味があったのだろう。(小梅とライターが、訳アリでそのストリップ小屋に出向くというのはわかるのだけれど、男性ストリッパー達の立ち位置って?)
満足度★★★
鑑賞日2018/03/22 (木) 14:00
座席1階D列2番
22日午後、中野ザ・ポケットで上演された独弾流GARAGARADON第2回公演『背中をみせて』を観てきた。初めて見る劇団であり、今回の作品はストリップ小屋が舞台という告知だったので、ストリップ業界にも知人のいる自分としては気になって観に出かけた次第。
映画の仕事がしたくて故郷を捨てて上京しながら、結局は映画の仕事をあきらめ今はエロ雑誌のライターを務めり男。今度の仕事は自分が捨てた故郷にあるストリップ小屋の取材であった。そのストリップ小屋に興業にきたのが、ストリップ界の女王と呼ばれる如月小梅。実はその小屋の支配人はかつの彼女の恋人であり、2人の間には娘もいたのである。さらに、実は窃盗団でもある男性ストリップグループ・パープルズは色物的?に華を添える。
最終的には、ライターの男は父親と和解し、小梅も支配人と和解し娘に母親だと名乗り、あばずれストリッパーとヒモ男は真の愛情に目覚め・・・・というありがちな展開と結末に。その過程の描き方が脚本と演出の腕の見せ所だろう。ただ話を進めるだけではありきたりになってしまうからか男性ストリップという物にも触れているが、その扱いがかつて男性ストリップ団体の主催者と交流のあった自分としては不満足。窃盗団ではなく、もっと真っ正面から男性ストリップというものを見詰めてほしかった。また、それぞれの和解に至る伏線というものがやや貧弱であったのもいただけない。ただ、少なからずストリップ小屋の実態が垣間見られたことは確か。
それにしても、ストリッパーが主役の舞台で結末に決める主役のポーズが、どの舞台でも背中を向けて服を半脱ぎするというのは何とかならないものか。
それと、男性ライター役の進行説明的な台詞はちょっと不満。台詞で説明していたことを、登場人物の対話で観客に分からせる方向性が必要なのではないだろうか。
小梅役ちすんは、それなりに熱演ではあった。
本作を褒めるも貶すも、すべては脚本と演出の出来をどう評価するかにかかっている。
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【独弾流GARAGARADON/背中を見せて】作:水上竜士 演出:勝矢 先日こちらの現場のお手伝いに行かせて頂きました 有難い事に作品も拝見させて頂き 母親がいないとダメなのかなぁ みたいな台詞で涙腺崩壊 家族モノには弱いのです。 https://t.co/Wld1f6wwQE
6年以上前