満足度★★
大音量の「国際交流」
「フィリピン国際交流プログラム」とある。燐光群の役者と、長い付き合いのあるフィリピンの役者とが、共同で、演劇を、3本、やる。
さすがに、長い実績のある燐光群。演劇としては、3本でたっぷり3時間の大ボリュームも、ベテランたちの手堅い演技で、緊張感を持って観ることができる。
ただし、僕は、この「国際交流」作品に、疑問がある。この、僕らの知らない情報を、ただ上から提出する、ジャーナリズムのような作品を、芸術作品と呼べるのだろうか。
まぎれもなく燐光群の作品。
三本のうち、坂手さんの作品は一本だけで、演出には参加されてないけど。
三本目の『コレヒドール』のぐるぐる感は、楽しめる人とそうでない人とに分かれそう。