そこにはパリへの誘惑があった
パリオペラ座来日公演初日に言ってきた。この深い感銘はなんだろう。演出家や台本を書いた方には申し訳ないが、僕は筋などをあまり追っていない。その時おりの登場人物の舞台上での関係性とそれぞれが発するさまざまなエネルギー。例えば喜怒哀楽の、疑念とか、絶望とか…。そういうものを感じ取るだけなのだ。そして、このワーグナーのように深淵で、ラベルのように繊細であるフランス哲学のようなオペラを本当に楽しんだのだ。フランス哲学は知的水準が高いだけでなく、大切なことを直感で捉えようとするから、ドンドン先に非線形的に跳んで行く。そんなフランス文化と思想の最先端を行くような作品だった。
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