満足度★★★
「死の舞踏」を、観ました。
壮絶なる夫婦喧嘩に巻き込まれた友人・・・・お気の毒としか言いようが無い(笑)
けなしあいの中に二人の過ごしてきた長い時間の馴れ合いも感じました。
この3人の役者さんたち、とても声が素敵で、不穏な空気の喧嘩なのにちょっと気持ちよくなってしまった私でした。
満足度★★★
鑑賞日2017/03/22 (水)
「死の舞踏」を観劇。
対面式座席で中央にステージ。同時公演中の「令嬢ジュリー」とのセットの擬似感はない。
老年期に入った男、20歳ほど歳の離れた元女優の妻、2人の仲を取り持った元女優の従兄弟。
出会った時は若くときめきに満ちてた日々もあったのだろうが、互いに年齢を重ねる内、いつしか、憎悪といがみ合いが入り混じる関係に変化している。
憎たらしい、嫌い、いなくなればいい、と嫌悪感丸出しの妻なのに、夫が間近に死期が迫ったとわかった途端に後悔が突出する複雑な感情と行動に、人間の複雑な感情が出てくるんだなーと。それが愛情というのか愛着というのか執念ゆえの行動だったのかは、人生の悟りを開いてないから自分にはよくわからない。
100年前の戯曲なのに、このような高齢者や年齢差カップルが日本でも増えていくのだろうか、今回の戯曲のような舞台が今後増えてきそうな近未来な話でもありました。
満足度★★★
鑑賞日2017/03/16 (木)
令嬢ジュリーを観劇。
ストリンドベリの舞台作を交互上演する企画だが、感想は一緒にまとめられるのか。
登場人物が幾つ位なのか、よくわからなかったが後先考えずその場のノリだけで生きてけるほど世の中は甘くなんだよねー。あれほどのイケメン召使なら、お近づきになりたいお嬢様のお友達も多かろうと思うんだがw。
伯爵令嬢は婚約破棄されて、やややけっぱちになっての行動なんだが、うーんあまり美人というより田舎の可愛い娘といった感じで、クリスティンもジャンもその時代の現代っ子ぽい真面目さは感じたけど、粗野な部分があまり感じ取れなかった。臭い言い方だが、青春とはこういうものなのさ、と言いたかったのか。自分が歳を取ったからかな。出演者と同世代の人が見れば、もっと惹かれて得る部分があるんだろう。
イメージ的には、お嬢様と下女は配役が逆でも良かったのでは。