実演鑑賞
新国立劇場 中劇場(東京都)
2017/03/04 (土) ~ 2017/03/05 (日) 公演終了
上演時間: 約3時間0分(休憩なし)を予定
公式サイト:
https://www.jof.or.jp/performance/1703_yosakoi/
期間 | 2017/03/04 (土) ~ 2017/03/05 (日) |
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劇場 | 新国立劇場 中劇場 |
出演 | |
作曲 | 原嘉壽子 |
演出 | |
料金(1枚あたり) |
3,000円 ~ 12,000円 【発売日】 S席:12,000円 A席:10,000円 B席:8,000円 C席:5,000円 D席:3,000円 |
公式/劇場サイト | ※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。 |
タイムテーブル | 3月4日(土) 14:00 3月5日(日) 14:00 *13:15より会場にて作品解説をいたします。 |
説明 | オペラ全2幕 イントロダクション 作曲家・原嘉壽子(1935~2014)は生涯で18作のオペラを残した。「よさこい節」はそのなかでは比較的早い6作目で、高知に伝わる有名な悲恋物語がもとになっている。台本(作曲者)に使われた原作は、土佐文雄の小説『純信お馬』。1987年に書かれ、当初は未出版だったが、オペラ初演後の1991年に高知新聞社から刊行されている。 音楽は大変親しみやすく庶民的な雰囲気に包まれている。もともと高知在住の声楽家らが日本オペラ協会に協力を要請して制作された経緯があり、1990年に東京で初演され、翌91年に高知で上演。92年の東京再演の後、94年には大阪音楽大学ザ・カレッジ・オペラハウスでも上演されている。当時はかなり注目され、これをきっかけに原嘉壽子は全国各地の地域オペラから作曲の委嘱を次々に受け、大変多忙な時期を迎えることになった。日本オペラ協会ではこの度、原嘉壽子追悼公演として、25年ぶりに新制作で取り組む。日本オペラの創作面に力強い一歩を切り開いた原嘉壽子。その業績を再評価する貴重な機会だ。 公演は、長年日本語唱法の研究と指導に尽力してきた大賀寛総監督のもと、日ごろイタリアオペラなどで素晴らしい実績を挙げている国内トップ歌手を起用、若手も加えて豊富な人材による有力なキャストが組まれた。25年前とは歌手層は代替わりしており、フレッシュな取り組みとなる。 見どころ・聴きどころ 高知民謡≪よさこい節≫には多数の替え歌があり、最も有名なのが「土佐の高知のはりまや橋で、坊さんかんざし買うを見た、よさこい、よさこい」と歌われる曲。幕末、妻帯が禁じられていた真言宗の僧侶と村娘が恋仲になり刑罰を受けた地元の実話が、古くからの民謡の旋律にのせて歌いつがれてきたもので、当時の元歌は歌詞が若干異なっている。 オペラはその実話にフィクションを交えてドラマティックに描かれており、劇中の音楽で<よさこい節>は正調、元歌、替え歌…とさまざまな形で反復され、作品全体の重要な構成要素となっている。ほかにも多数の高知の民謡や民謡風に作曲されたメロディー、土佐弁の抑揚を生かした旋律、わらべ唄、ご詠歌、念仏踊りなどがふんだんに用いられて、民族色は豊か。第1幕第1場3景の盆踊りの稽古、第2場の大祭の法要、第2幕第2場3景で2人を見物する群衆が興奮して歌う<よさこい節>などは大きな聴きどころだ。 独唱・重唱では現代日本語の歌詞が自然な抑揚で旋律化され、ベルカントで歌われるレチタティーヴォやアリオーソ、重唱などに結実している。第2幕第1場1景で恋敵の若い修行僧・慶全がお馬のためにかんざしを買おうと仏像を盗み出すモノローグ、第2場第2場、密会の岩場で純信を待つお馬のモノローグ、心中せずに駆け落ちしようと決意しあう二重唱など、切迫するドラマと音楽的な高揚が融合して聴きどころとなっている。 |
その他注意事項 | ※未就学のお子様の入場はご遠慮ください。 |
スタッフ |
イントロダクション
作曲家・原嘉壽子(1935~2014)は生涯で18作のオペラを残した。「よさこい節」はそのなかでは比較的早い6作目で、高知に伝わる有名な悲恋物語がもとになっている。台本(作曲者)に使われた原作は、土佐文雄の小説『純信お馬』。1987年に書かれ、当初は未...
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