満足度★★★★★
鑑賞日2017/02/10 (金)
価格2,800円
時期を前後して同じ部屋をシェアしていた二組の女性(+α)を描いた85分。
冒頭部分で3つ(or more)の時制の出来事が相次いで出てくるので時期関係を把握するまでやや戸惑うし、導火線部分(伏線パート)がチョイ長(ではあるが吉田主宰のアタマの中をのぞき見するようで興味深い)ながらある人物の正体が明かされた時の爆発的な(=それまでのあれこれが短時間ですべてつながり「あれは何?」だったわずかなシーンやタイトルの意味も解る)伏線回収が快感。
また、黒い床に白でアレした美術(玄関が特に愉快)のセンスも良く、窓を開けるとか壁のスイッチを押して点灯するとかの身振りとの相乗作用アリ。
あと、壁がない(想像上の壁はある)装置につき、時として床からあおる照明で会場の白い壁に映る演者の影が独特の効果をあげて印象的。
なお、吉田主宰推しのお客様におかれましては入口に近いエリアを選択されますことをオススメ(爆)