「ガドルフの百合」 公演情報 「ガドルフの百合」」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
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  • 満足度★★★★

    帰り際にチラシを2枚もらい、友人に勧めようと思ったのだけれど、よく考えたら翌日が最終日。そう2日公演で3回しか舞台がない。うーん、面白い舞台なのだが口コミができない。

    ネタバレBOX

    ガドルフはひたすら先へ進むのだが、歩は全く進んではいかない。彼には「雨ニモ負ケズ」の主人公のような明確な意思があり、誰かの力になることを望んでいるが到着地は来ない。一方で彼を待ちわびる人々は地面にひれ伏してひたすら彼の到着を待ちわびている。ガドルフの行く手を遮るのは、風や雨(これを女性ダンサー演じるのだけれど、その身体性が絶妙)である。彼はたどり着くことができるのだろうか。
    ラストシーンの地平線を前にひたすら待つ人を演じるシーンはちょっと斬新でしたね。
    ただし、「雨ニモ負ケズ」の3人の輪唱形式の読み上げで、ミスが出たのは、前半と後半を繋ぐ重要なパートなだけにちょっと残念。でも、必見の舞台です。
  • 満足度★★★

     倉庫のような空間での上演である。

    ネタバレBOX

    一人はダンサー、一人はマイマー、そしてもう一人が作・演出で多少身体パフォーマンスもやる。宮澤 賢治の三作品(「ガドルフの百合」「雨にも負けず」「四又の百合」)をコラージュして出来上がった今作、科白部分は当然あるのだが、マイマーの発声は滑舌が悪いばかりでなく、至る所怒鳴っているだけのような発声でげんなりである。作・演出担当は流石に身体表現が若干他の二人に比べて劣るものの、まずまずの出来。作・演をやっているのならプロデュースもやっているのだろう。キャスティングをしっかりやること、それをしないなら発声練習をキチンとやらせるべきだし、しないならば科白はつけるべきではない。少なくとも演劇情報サイトに載せているのだから。如何にボーダーレスとは言っても、安易に垣根を取っ払って異なるジャンルの表現者が集まって一緒に何かを作りました、では通らないことくらい分かって当然である。デルモをやっているメンバーが居たり、子供にパフォーマンスを教えたりするメンバーも居るようだが、余りにカルチャーセンター的ノリで、マジに演劇をやっている人々に失礼である。
     一応、時間論を持ち出して哲学的なポーズをとっているが、身体に落とし込む葛藤も感じなければ、彼我の差の中で針金状になるような実存や虚体の深刻さなども一切ない。
  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2017/02/04 (土)

    宮沢賢治作品を題材にした、踊り子が行う現代芸術的なお芝居。
    ちなみに、出演者は皆、美男美女でしたよ。

  • 満足度★★★★

    久々に前衛的な演劇を楽しませていただきました。
    良い意味で、予想外のステージでした。

  • 満足度★★★

    鑑賞日2017/02/04 (土)

    座席1階2列

    HyouRe Theatre Company『ガドルフの百合』 於:SPACE EDGE

    着想は実験的ですごく面白いと思います。
    自分の想像では三作品をミックスして融合してくるのかなぁと期待していたのですが、
    順番に直列に繋ぎ合わせたような構成になっていました。
    作品と演出が一番マッチしていたと感じたのは表題作の『ガドルフの百合』かな。

    体全体を使ったパフォーマンスや、目を引く演出の数々で
    最後まで飽きずに観られました。

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