レンツ 公演情報 レンツ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.0
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  • 満足度★★★

    独りぼっちのネコちゃんを見ている方が楽しいかな。

    ネタバレBOX

    ずっと精神を病み続け40代で死んだ作家レンツの20代半ば、牧師オーベルリーンの許に身を寄せていた頃の様子を描いた話。

    アフタートークで、女優がレンツを演じることでジェンダーを考える一助にしたいとのことでしたが、以前『冒した者』で美少女役を中年男優が演じたのを観て気持ち悪さを感じたときの衝撃と比べても、これくらいでは何も感じませんでした。

    しいて言えば、一人芝居を演出するに当たり、女性演出家が御し易い役者が女性だったということではないでしょうか。
  • 満足度★★★

    ■約70分■
    チラシには『レンツ』を解体、アレンジして戯曲化する、とあって、原作小説を気に入った私はどんだけ原作がメチャメチャにされるのかと危惧を抱いて鑑賞。しかし、思いのほか原作に忠実に舞台化されていて、安心しました。

    ネタバレBOX

    とは言いながら後半は、レンツと神父の性関係という原作では明示されないショッキングな主題が強く打ち出され、少々当惑。
    それでも、原作のエッセンスを生かしながら翻案者のオリジナルの言葉でもってレンツから神父への敬愛の情が表現される前半は胸に響いた。
    彼がいなくちゃ生きていけない、という切実な思いがまっすぐに伝わってきて、心が揺れた。
  • 満足度★★★

    70分。

    ネタバレBOX

    精神静養のため療養中のレンツとレンツに慕われる牧師との関係を描く。

    冒頭の「これから演技します」という役者が観客に向けたような言葉が、次第にレンツ自身のものに変わっていくような感覚になった。作品と舞台が溶け込むようなね。
    林ちゑの基本笑顔な演技が、いいアクセントだった。

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