満足度★★★★
初見の団体・ユニット(J-Theater)によるシェイクスピアの「十二夜」(邦題)は、その戯曲の面白さを十分引き出していた。これは喜劇の類になると思うが、悲劇(例えば、ハムレットの To be,or not to be,that is the question のあれか、これかの選択)の世界とは違って「あれでもあり、これでもある」という矛盾した世界をしっかり観せている。女は(男装して)男になり、いけないことをして楽しむ。
本公演でも、その表現は人が取り違えられる喜劇として見ることが出来る。
魅力的なヒロイン・ヴァイオラが海難に遭って男装することで真実の愛を見つける。一方、オリヴィア伯爵家の執事・マルヴォーリオの愛に悶える苦悩も見える。
(上演時間2時間30分 途中休憩10分)
満足度★★★★
鑑賞日2016/12/29 (木)
シェイクスピアの戯曲って面白いんだなぁと思いました。原作の面白さに加え、日本語としての台詞に言葉遊び(?)があるので、台詞を聞き逃すと勿体ないと思いました。全体的に、役者さんの演技は少し硬いと思いましたが、一生懸命さが伝わり好印象でした。道化役の役者さんの綺麗な歌声も素敵でした。良い時間を過ごせたなぁと感じる舞台でした。