満足度★★★★
客席まで香りが漂う調理シーン
CO2 削減のためサミットの東京宣言により火の使用が禁止され、栄養補給はサプリメントによって行うようになった近未来の「闇レストラン」を舞台にした物語。
どことなく既視感のあるストーリーながら、掛け合い漫才のようなテンポ良い台詞の応酬に加えて、客席まで香りが漂ってくる調理シーンもあって非常に楽しい。さらに、兄弟や親子の再会ネタも織り込んだ後、日替わりゲストが試食して勝敗を決定するチャーハン対決というクライマックスを経て、こじれていた兄弟・父娘の関係が丸く収まるというオチのつけ方も巧みで感心。