満足度★★★★
鑑賞日2016/12/17 (土)
村上虹郎という才能。
演技力の細かいところは分からないが、きっと才能に恵まれた逸材なのだろう。
親の遺伝子を受け継いでいて何だか不思議な雰囲気がある俳優さんだ。
作品に関しては、蜷川さんがやったらすごいものになるのだろうなーと思ってしまうのが悲しいところ。
満足度★★★
初見
初演の蜷川版を見てないので、今回の相違というのか差異というのはよくはわからないが、以前、本多劇場で上演された岩松さんの舞台「結びの庭」を彷彿させるような巨大な洋館風の建物に芝生の庭の舞台セットに、すべての会話を言葉にするのではなく、表情や細かい仕草の流れを凝視しながら想像力の第六感をフル活用させ、総合的な美しさを感じた。説明文の通りの展開なんだけど、ヨーロッパあたりのミニシアター系映画を見ていたような。
上演中の視点が、舞台の上手側に集中していたように思うが、もう少し舞台中央で動いて欲しかった気も。
下手側コクーン席で見たが、上手側コクーンシートだと見切れる場面進行が多く、場面の多くは見過ごす可能性もあるのでは。役者を見たい場合は辛いかもしれない。村上さんの喋り方はUAさんを彷彿、やっぱ親子なんだな。舞台での台詞回しはもう少し頑張ってほしい。
満足度★★★
岩松さんによる「蜷川さん向けに書かれた戯曲」
12年前に「蜷川さん向けに書かれた戯曲」というのが、とっても興味深い。
舞台が渋谷の安静な住宅街の廃墟、
生者と死者が混在し、現実の妄想の区別がつかない。
様々な色、立ち位置の役者さんがそろってるのも面白い。
何といっても若さから不安定な役柄を村上虹郎が好演。
対するキョンキョンの色気も出色。
スーパー戦隊「特命戦隊ゴーバスターズ」主演だった鈴木勝大も出演。
常に怒って怒鳴っているような印象で。
コクーンシートは安くてイイですね。
S席の半額なのに結構近いし。