満足度★★★★
身分階級の問題にも迫る。
旧映画版、新映画版を鑑賞済み。
ミステリーの舞台は少ないので、
とても楽しみにしていて、念願の鑑賞です。
きりっとした表情の新納慎也さんの【探偵バージョン】を鑑賞。
トリック、サプライズ命の作品と言えますが、
前半は「そう簡単に信じてしまうのか?」と
どうしても思ってしまいました。
一部ミスかな?というところもありましたが、
その後は、展開を楽しみました。
昔のミステリー、探偵小説に存在する、
身分階級を肯定した差別などに対して糾弾した点は、
今回初めて気づかされました。
【スルースバージョン】とはどの程度の差異があるのか、
とっても気になる。
満足度★★★★
探偵バージョンを観劇
推理劇の為、厳重注意のネタバレ禁止。
英国上流階級出身の推理作家とその作家の妻と愛人関係な伊太利亜系下層階級出身の青年、男同士の奇妙な間柄から発展する英国流のブラックユーモアが程よく見られ、それぞれの攻守が二転三転と変化する展開がスリリングで面白い。
西岡さんのシェイクスピア劇とは違う一人芝居のような場面や、新納さんの飄々とした歌声も良い。
階級や移民が幅を効かせるお国柄、舞台の隅から隅まで謎が目を惹く知的な騙し合い劇でした。
約130分、休憩20分含。