満足度★★★★★
これぞ芝居
こちらの口コミ評価が高く、急遽観劇。医療だけでなく、地域再生、世代交代等々、それぞれが抱える様々な問題が非常に分かりやすく伝わってきた。無駄がない演技、生きてる舞台というのはこういうことかと。久々にいい作品に出会いました。
満足度★★★★★
芝居の王道
時代劇「水戸黄門」は、印籠を見せて一見落着という定番でありながら、長寿番組になっていた。劇団芝居屋は、「現代の世話物」の創造を目指し「覗かれる人生芝居」というコンセプトの下に役者中心の表現を模索している。
本公演「出張診療所」は、僻地医療に焦点を当ているが、その物語はもう少し広範囲な問題提起をしており飽きさせない。
(上演時間2時間)
満足度★★★★
楽しめました
僻地医療の問題点をわかりやすく描きながら、人情群像劇としてもうならせるエンターテイメントに仕上がっています。実にキッチリと手堅い芝居です。
満足度★★★★
心温まりました
ストーリー自体は、先が読めてしまうのですが、それでも面白かったです。僻地医療の問題・人間の繋がり・生と死・・色々な事が感じられる良い作品でした。役者さん達も、それぞれのキャラクターを好演していました。舞台となっている地域は、都会に比べ不便さはあるものの、幸せ度の高さを感じ、心温まりました。とても良い作品でした!
満足度★★★★
良い芝居なのだが…
劇団芝居屋の舞台は『ラバウル食堂』から観ている。特別な事件が起こるわけではなく、日常を丁寧に描く芝居、私の好きな部類に入る舞台である。今回の話は、大学病院に勤めている主人公の女医が、病気の父の代わりに僻地医療をする中で、医者の仕事の意味を再認識し成長していく姿を描いている。確かに良い話ではあるのだが、若干、先が読めてしまう点がもったいない。俳優も上手く、安心して観ていられるのだが、もう1つ何かを期待するのは欲張りすぎなのかなあ。
満足度★★★★
自問自答!
主人公の女医柴田光江は大学病院勤務時は総合内科に属していたが、どちらかというと明らかな病人を”機械的にいかに直すか”という意識であった。病気の父の代わりに出張医療で月日を重ねていくうちに”本当の治療は患者の話に聞くというところから始まる血の通ったところにある”ということを再認識する。
主人公の”なぜ医者になったのか”その答えを出していく心の変化を日記のようにレコーダーに録音しつつ時系列で描いていく演出は解りやすく印象度が強くなる。
芝居屋の役者たちの演技はいつも自然で”肌で感じる”ものがある。
柴田光江役の増田恵美の細かくキレにある演技、永井利枝の味わい深い演技は唸らせる。個人的には役場の職員の田中宏明演じる横川靖のキャラが観ててとても心地が良い。
満足度★★★★
「僻地医療」
今回で4作目の観劇になる“劇団芝居屋”ですが、
毎回感じるのは、観ていて“気になってしまう”ところがなく、
物語に集中できるのがこの劇団の特徴であり魅力であると思っています。
本作は、これまで拝見させていただいた作品と比べると“笑い”を抑えた感のある舞台ですが、その分役者さん達の芝居をじっくりと拝見でき、いつもとは違う楽しみ方をできた作品でした。