満足度★★★
満島ひかりさんの挑戦を観に来ましたが、
新解釈の自由な演出が印象的でした。
ただ、自由の方向がこうではないような気がする。
逆に、せっかく集めたこの豪華俳優陣で、
超オーソドックスな演出で観たい気がした。
約3時間休憩込み。2016年の熊林弘高版『かもめ』は演出のアイデアの宝庫。人々の関係を感情ではなく身体表現で見せる方向のよう。観客に話しかけたり、やたら転んだり倒れたり、工夫と実験が山盛りの贅沢アンサンブル。(ネタバレ)をかもめに見立てるのが面白い。場面によっては登場人物の数を増やし、原作にはない印象を加えたり。俳優の平等な存在感がいい。ただ、試みの題材は他の戯曲でもよかったんじゃないかな~とも思った。全く退屈しなかったが心揺さぶる系とは違う感触。少し斜めにせり出した真っ黒なステージは能舞台っぽさも。額縁を際立たせ「演劇」であることも鮮明。たっぷりドレープの幕が美しい。照明がどの場面も素晴らしい。
満足度★★★
鑑賞日2016/11/04 (金)
劇場のサイズが大きすぎるような…
つい最近、ケラさん演出でコクーン版の同作を見たな〜と思っていたら、それが3年前だった事に軽く驚く。ケラ+コクーン版と比べると幾分落ち着いた、現代感覚で喋った今回の「かもめ」といった印象。
満足度★★★
観てきた!
原作の戯曲にほぼ忠実な内容になっていたと思います。
素舞台に近い状態で舞台転換は無く、全4幕で1つのセットを使っていました。
状況を抽象的に表現する演出の数々が面白かったです。
満島ひかりさんの演技が観てみたくて観に行ったのですが、
残念なことに2階席だとセリフがもの凄く聞き取りづらく、いまいち集中できませんでした。
ケチらずに1階席にすべきでした。。。
とはいえ、1~3幕と、4幕でのニーナの演じ分けはさすがだなと思いました。
1幕2幕が80分、途中15分休憩で3幕4幕が85分の計3時間。