国際共同制作ワークショップ上演会 テーマ「化粧」 公演情報 国際共同制作ワークショップ上演会 テーマ「化粧」」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.3
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  • 満足度★★★

    テーマを身体表現で...
    マレーシア、日本、中国の演出家が、「化粧」をテーマにした小作品...その「種芋」が上演された。
    2002年に始まったアジア舞台芸術際は、今年(2016年)からアジア舞台芸術人材育成部門」(APAF)と改めた。そのプロデューサー・宮城聰 氏によればテーマについて次のように書いている「化粧について考えることは、人間とは何かを考えること、演劇とはどういうものでどう変化してきたかを考えることにつながります」と。少し観念的と思えるような芝居(演出)であるが、その主張は「言葉」が無くても伝わる。

    ネタバレBOX

    上演タイトル(上演順)
    「a」 (島貴之 日本)
    単語に沿ったパフォーマンスであるが、そのイメージは表現遊びといった感じがした。観た目は、軽快なラジオ体操イメージから後半は演劇性ある重厚なものへ変化。将来の小さな夢が描かれているような...。

    「en TRANCED」(アイーダ・レザ マレーシア)
    まっすぐでエネルギッシュな話。全身白い衣装の4人(女3、男1)。自分の体の胸・肩・腕などを叩くサマンダンス。リズム、動き、パフォーマンスに「エントランス」の意味を持たせる。儀式としての身体表現との違いが化粧(メイク・アップ)ということだろう。

    「Kiss Kiss Bang Bang 2.0」(ワン・チョン 中国)
    キスのオンパレード。キスの形態は、ジェンダーを乗り越えたようなパフォーマンスのように思える。演者は男4人、女1人、犬1匹、その組み合わせが変化しながらキスを繰り返す。日本では、あまり見かけない光景に他国性を感じる。

    それぞれに「化粧」を描いているのだろうが、その(国際的)演出の違いによって印象も異なる。一方、観客の観る感性によっても異なることを考えれば、この「国際共同制作ワークショップ上演会」は面白い試みである。
  • 満足度★★

    種芋
    「化粧」をテーマに作り上げた3作品。まだまだ作品とするには程遠く,方向性だけが現れたもの。その方向性も,ちょっと面白いものもあれば,個人的に嫌悪しかないものもある。でも,これはまだまだ種芋。このうちどれかが来年育ってフルサイズとして示されるのだろう。それがどういう発展形となっているのか。そちらのほうが楽しみである。

  • 満足度★★★★★

    言葉なくても繋がる世界
    同じテーマなのに、切り口も発想も違う。
    でもどの作品も答えは私の中で決めさせてくれた。
    訴えるのではなく、質問を投げかけてくれた最高のパフォーマンス。
    もっと世界が広がればいい、繋がればいいと思った。ありがとう

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