奇テ烈な彼女 公演情報 奇テ烈な彼女」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.1
1-7件 / 7件中
  • 満足度★★★

    奇テ烈彼女のようでもなかったけど...面白い!
    本公演、常識をはずれた人物や異なる風景、異なる趣向の物語ではなく、女子会でのちょっと変った出来事を話している、そんな日常会話をそっと聞いている気分であった。

    オムニバス8本、その物語は繋がっているようで独立した短編。しかし、説明にある「奇妙な女の子達は、臆せず真っ暗闇に飛び込んで、中から灯りを灯してくれます」と。人(女の子)という不思議ちゃん、話の中には、心の闇を苗床に見立てるようなものもあるが、一方それに敢然と立ち向かう可愛らしい姿も見ることが出来る。

    旗揚げ公演ということであるが、次回公演も楽しそうだ、と思わせるものであった。
    (上演時間1時間15分)

    ネタバレBOX

    当日パンフ、代表・脚本の小山耕太郎氏によれば、奇テ烈と彼女は「可愛く面白く」をテーマに立ち上げられたガールズコントユニットである。その目標とするような気持が、”何だかよくわからないものに飛び込む不安と、飛び込むワクワクだ”そうである。その思いは、「とぼけた」「誤解・勘違い」「羨望・嫉妬」などを可愛らしく描いているが、底流には人の本質的な感情が見え隠れするコント。単に、可愛く面白い、という表層ばかり観ていると足元をすくわれかねない、そんな淵に立たされそうである。

    8短編のタイトル
    ①「断捨離イン・ザ・ダーク」 ②「ミケランジェロ・ロス」 ③ 「埋没少女」 ④「リメンバー・メンバー」 ⑤ 「目撃談」 ⑥ 「逆に」 ⑦ 「さるかに私たち合戦」 ⑧ 「放課後の教室で、13日の金曜日は」

    各々の話に登場する人物は、現代の数寄者かもしれない。押し売りもどきの断捨離女、穴埋め女、13日の金曜日・ジェイソン仮面女など、尋常一筋縄ではくくりきれない謎の女・女・女...実に姦しい。

    それでも頭でこねくり回し、ある種の寓話のような物語をイメージさせる。コント...その笑いを得るのは大変なことであろうが、彼女たちは表面の笑顔とは裏腹に苦渋の思いで紡ぎ出している、と想像するだけで楽しい(加虐的かな)。コントという一瞬の切断面に凝縮されるシビアな世界をこれからも堪能させてほしい。

    次回公演を楽しみにしております。
  • 満足度★★★

    今後に期待!?
    ショートストーリー8本立てのコント作品。自分の中ではどのストーリーも決して大笑いというような内容ではなく小笑い程度に感じました。もう一捻りあると面白かったかなと思います。個人的には6本目の「逆に」が一番良かったです。今回が第1回公演ということでしたので、これからでしょうか。頑張って下さい。

  • 満足度★★★

    中盤までは・・・
    面白く観ていましたが、後半はだんだんと刺激が少なくなり・・・

  • 満足度★★★

    ゆる~く楽しいコント8本
    普通の女の子のようで、ちょっとズレてて、少し不思議で、世界線の変動率が数%異なっていそうで、そんな世界で個性的な女優たちが紡ぎ出すコント8本。
    それぞれ漫才コントといえるような掛け合いで妙な後味を残しながら不思議な雰囲気の世界に観客を漂わせる
    8本のそれぞれは好みが分かれると思うけど、「逆に」と「目撃談」が好きだった
    8人の女優陣では、尾崎可奈子さんが目立っていた

    ネタバレBOX

    「断捨離イン・ザ・ダーク」
    →金渕さん演ずる断捨離のプロのクセ味がなかなか強烈。それに対して説明ツッコミする三村さんは今回のメンバーの中では数少ないツッコミ適正を持っていて、組み合わせとしては良い感じ

    「ミケランジェロ・ロス」
    →さいしょのがっちょるさんの驚きというか思考停止のような顔は素晴らしい。松竹さんが状況説明ツッコミしつつ、受けに回る役なんだけど、なんか独特の心地よい受け方で好感

    「埋没少女」
    →会場も温まってきて、ここらへんから大きな笑いが起き始めた。
     なかなか面白い設定で、状況説明役の尾崎さんが非常に個性的で、他のコントも含めて、彼女が一番印象に残った

    「リメンバー・メンバー」
    →ちょっと説明台詞が過剰では有るけど、土橋さんのキャラもあってか、独特の世界観で流れていく話はなかなか楽しかった。

    「目撃談」
    →ミケランジェロ・ロスと似た展開のコントでは有るけど、こちらの方が話の内容が想像しやすく笑いやすかった。こちらも松竹さんがツッコミ役で良い感じ。最後のファンタジーな展開は良い後味

    「逆に」
    →井本さんと尾崎さんの会話コントで掛け合いのテンポもよく、今回の8本の中では一番出来が良かったと思う。ここでも尾崎さんの存在感が素晴らしかった。

    「さるかに私たち合戦」
    →これまでとは違ってやや年齢層が高まった設定。なんか、尾崎さんの美容部員という言葉で笑ってしまう。

    「放課後の教室で、13日の金曜日は」
    →「そうだよね、ジェイソン」とか普通に呼んでいたり、牛乳やポッキーを食べるジェイソンとかだけでもう笑ってしまう。

    やっぱり漫才コントやっている芸人さんの笑わせる空気づくりとか、状況説明ツッコミの技術とかって難しいものなんだなと。
    状況説明で笑わせる台詞が多かったのだが、そういった部分で本来笑いが起きても良いところで笑いが起きなかったりしているのもあって、第2回とかあるのなら、台本側でそこら辺を考慮するとかが必要かな。
  • 満足度★★★

    言うほど奇天烈ではない。
    8人も女優さん出てた?8本もコントあった?って感じで、突出したものがないように思えたのは作・演出の問題?つまらなくはないので、呑みながら観るにはちょうどいいのかしら。

  • 満足度★★★★

    近作全て外れ無し!!
    可愛い女子というよりは“珍妙で愛くるしいエイリアン”が多数出演のショートコント8本-
    近年、池亀さん演出作品全て観ているが 、どれも面白い。
    しかも財布にも優しい好企画が多いので本当に見逃せない。
    本作もそんな愛すべき公演となりました。
    そんな“オチ”でいいのといったモノもありますが、押しなべて満足度の高いものばかり。
    お勧め。

  • 満足度★★★

    観てきた!
    思わずクスクスしてしまうような、全8編の可愛らしいオムニバスショートコント。
    序盤はいまいち笑いに乗りきれませんでしたけど、
    後半になるにつれて徐々にジワジワきます。
    私は「逆に」と「放課後の教室で、13日の金曜日は」が好みでした。

    不条理な掛け合いが楽しいですね。
    ただ、全体的に似たテイストの作品が続いていたので、もっと異なる作品も観てみたかったです。


    淡々とした掛け合いが多かったためか、皆さん割と表情がおとなしめだったのだけど、
    三村さん?の人を惹きつけるような笑顔がとても印象に残りました。

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