路地裏で泣く 公演情報 路地裏で泣く」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.7
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  • 満足度★★★

    爪痕残したいですよね。
    事件が遠くで起きているようで。退っ引きならない事態が、舞台上で起きてるようには見えなくて。舞台上でなにか起こして欲しいです。舞台上で事件が起きる必要はないけど。舞台上のリアルを感じなかったというか。

  • 満足度★★★★

    面白いが、印象としては...
    まず舞台セットがしっかり作り込まれ、これだけで芝居が楽しみになる。その物語は坦々とした描き方で、大きな盛り上がりが感じられない。日常の生活にそれほど多くの刺激的な出来事は起こらない。この芝居...基本的には人情物語であり何かが起きているのだが、それが暈けているようで感情移入出来なかった。演出はもちろん演技も悪くないし、むしろ自分の好みの内容であるだけに残念であった。
    (上演時間2時間)

    ネタバレBOX

    舞台は、西浅草2丁目にある小料理屋「ふじ子」。その店内は、本当にその店が劇場内に入ってきたと思わせるほど見事に作り込んでいる。上手側に座敷と思しきところに長テーブル、その奥に通常のテーブル席、下手側にカウンターと脚長椅子。カウンター内に酒瓶棚にボトルの数々。中央奥に店の出入り格子戸、電柱、街灯などが配置されている。

    この店に映画監督の2人の息子と店の女性(親戚であろうか)、さらに居候の男。この父・映画監督(登場しない)、撮影中にも関わらず失踪し今だ行方知れず。映画という芸術に関する才能の捉え方が見所になるが、そのエピソードとなる展開に盛り上がりが感じられない。
    もう一つ、父の失踪理由なり原因がハッキリしない。台詞の中から撮りたい映画作りが出来ない不満、それに金銭的な事情も絡むようであるが...。

    演出としては、カット・バックのような時間軸を巻き戻すような観せ方をする。暗転ではなく薄暗の中で、人物が静かに動く。観客の集中力を途切らせないところは、映画的手法(シーンの連続)のように感じる。
    演技は、それぞれのキャラクターを立ち上げており、またキャスト陣のバランスも良い。

    さて、親からの遺伝がそのまま才能に結びつくか。また親の存在が大きければ、その影(力)に潰されてしまう。それゆえ、映画脚本(賞)への応募も本名ではなく偽名を使う。
    一方、居候の男は映画監督の内弟子を自認しているようだ。この男は息子たちの才能が羨ましい。遺伝=才能が自然と受け継がれている。そこに苦労が見えない、感じられない、という誤った認識がある。
    この「才能」を巡り多少ドタバタするが、強く印象付けられるものがなく残念であった。

    次回公演を楽しみにしております。
  • 満足度★★★★

    映画兄弟!
    やっぱりこの劇団はキッチリしていますね。相変わらずセットは細部まで作り込んでいるし、芝居も淡々と丁寧で、自然にひき込まれていきます。派手さはないけど、しっかりと満足できました。

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