満足度★★★★
鑑賞日2016/09/19 (月)
テイストの異なるいくつかの作品によるオムニバス……かと思ったら、ひとつのかばんを軸に1本の物語につながっていく。黒服の男たちに追われている人物と、ふとしたことで鞄を取り違えられた男。追われていた男の鞄には、一見ガラクタにも見える奇妙なモノたちが入っていた。
それらのモノを題材にしたいくつかの断片。笑いを誘う話、シニカルなパントマイム。古い映画を思わせるリリカルなもの、シュールなコントめいたものやアニメのパロディを意外な形で見せるもの。
多彩な発想と身体表現、洒脱なユーモア、そしてある種の驚きと発見の感覚は、そうか、センス オブ ワンダーってこういうことじゃない?と思わせた。