満足度★★★★
奥深く
トラムが小さく感じてしまう4人芝居。
外国人と日本の伝統芸能が絡むのはやはり違和感は感じるけれど、
それはそれで野田ワールドなのだと勝手に納得。
それぞれの作品の優美さとキャサリンハンターの優雅さに心動かされました。
英悟が分からない私にとっては、心置きなく作品に入り込むため、日本人バージョンがあったらなぁなんて。。
完成度は高いのですが
素材がどれも素材だけに
海外キャストが演じることの違和感があり。
また現代の殺人事件も実話だけに
脚本化されたことで薄っぺらく感じた。
事実は小説より奇なり。
満足度★★★★
外人演じる源氏物語
あまり派手な舞台美術ではなくて、シンプルにまとめあげられたセット。日本の古典を演じるならちょうど良いです。
野田秀樹さんはこれくらい好き勝手に演出した方が面白いですね。1時間半にまとめられた源氏物語と現代のサイコサスペンス。
抽象を多用することで、凄くイメージが膨らんで、舞台の何倍ものスケールが感じられました。
down, down, down, down……
シンプルに、ズズズズっと沈みこんでいく雰囲気は好き。もっと低いところまで引きずりこんで欲しいけれど、さっぱりとまとめられた感じ。あ、「The BEE」よりは好き。
満足度★★★★
非常に緊迫感に満ちた舞台
1時間半(だったかな?)でしたが、緊迫感に満ちた舞台でした。
野田秀樹はやっぱりすごいなあ、これを四人で演じているとは!扇などの使い方もうまいなあ。
星四つなのは、字幕のついた外国語での舞台を見るのが初めてだったのと、
源氏物語の内容をあまり知らなかったので、ちょっと戸惑った点。
(両方とも自分の不勉強が原因ですが)
次回のパイパーも見に行きます!
満足度★★★★★
物語が重なるときに浮かんでくるもの
野田秀樹の創意が
能の表現を借りて、般若の心を見事に浮かび上がらせていきました。
息をのむような作品、ずっしりと重さがありました。
満足度★★★★★
甦生。
源氏物語千年紀に合わせて制作したわけではないらしいが、
アニバーサリー・イヤーに相応しいオマージュ作品。
ただし、カウンター的な解釈を持ち込むところは、野田秀樹らしいところ。
「源氏物語」をこういった形で蘇ってくるとは、むむむむむ、である。
ご存じの通り、『THE BEE』と同じチームでの制作である。
期待通りの緊密で濃密な舞台が展開されることは、保証したい。
キャサリン・ハンター、水底にいるような声が印象的で◎。
そして、空気をびりっとしめる野田秀樹。ああ、怪優だ。