満足度★★★★
周囲の評価高し
僕の周辺は結構褒めてました
壁の上の白幕はライトへの演出効果としては絶大
しかし最前列にトンボはどうなんだ。客が移動中に当たってシュート変わるんちゃいますか。
満足度★★★★★
リ・スタートのせんたく
人間は自分ひとりで輝くことはない、周囲から注がれる「理想の光」を反射することで輝いて見える存在。ももいろでもみずいろでも、そのいろなりに輝く大切さを教えられる。一方で、'せんみつ'の手軽さ・便利さと引き換えのぞっとする影もほのめく。いろがバランスよく重なり合い舞台は輝く、とくに唐突にも思えた'小芝居ごっこ'はくだらなくも不思議な魅力を放つ。とても面白かった。逆にいろの方を'せんみつ'できないものか・・・そんな切り口も見てみたい。
満足度★★
ナルシシズムの好例
ミミ、ミコ双子姉妹の物語。妹のミミはピンク。姉のミコは水色。ミミは誰からも好かれ、常に皆の中心、然るにミコは誰からも距離を置かれ、内心孤独。その為ミコは、ミミに憧れできれば代わりたいと常々思っていたが、ミミの方では反対に何でもできるお姉ちゃんになりたいとの憧れを持っていたのであった。
メンタリティーのみを追求して客観的尺度のまるでない、従って普遍性へ至る努力もなければ方法論もない作品である。
それをおぼろげながら感じているからこそ、ひらかな表記の「せんのう」というタイトルなのであろう。だが、洗脳をするのは、無論、組織の利害に絡むからであって、それは組織的で極めて意識的な作業である。例えばアメリカの殺人部隊である海兵隊がリクルートした新兵(18歳程度が多い)をハイスクール卒業したての普通のガキから殺人マシーンに仕立て上げてゆくのはその好例である。教官共は、先ず、恐怖を与えて入所者の度胆を抜くと、それまでの一切の人間関係を断たせた上で脅し揚げ、眠らせずに体力を奪ったうえで、同じことを繰り返し怒鳴りながら教え、復唱させる。それは何回などという生易しいレベルではない。教官が気の済む迄である。昼は厳しい肉体鍛錬で殺人術を刷り込み、24時間体制で就寝中もふいに叩き起こしては自分の頭で考えることが無いよう精神を摩耗させてゆく。初期訓練は12週間。これで殺人に関する迷いを数分の一(洗脳しない場合の)にする。
こういうタイトルをつけるなら、現実に行われているこの程度の洗脳の実例程度は調べた上で作品を書くべきだろう。作品としての強度が余りに弱い。
満足度★★★★
夢は虹色
ミミちゃんとミコちゃんの双子の物語。あの子のようになりたい、あの子がいなければいいのに、、、思春期にありがちな姉妹の悩みをユーモアを交えながら素直に表現していた。私自身姉妹の姉なので、同じ悩みを今も持っている。たぶん死ぬまで抱えて生きていくのであろうが、じゃあ、妹になりたいか、と問われたら、間違いなく、No!と答えるだろう。・・・それくらいの悩みなのだ(笑)。観劇後、何色だかわからない、自分の「色」について、時間をかけて考えてみたくなった。