満足度★★★
約95分
当事者にとっては大変、ハタから見れば滑稽なシチュエーションにある若者たちの心の機微をリアルかつ細密に描き、感情移入とクスクス笑いを誘わずにはおかない玉田企画。
本作はそうした心の綾や葛藤がいつも以上に細かいドットで描かれていた印象。
ために情報量が多く、観ていて少し消耗したけど、可笑しな場面がひきもきらず、退屈はしませんでした。
いつものような“旅の夜のお話”ではないため、旅情と結びついた淡くも甘美な叙情性(笑いだけでなく、私はこの団体のこの部分も好き)に浸れなかったのが少し心残り。
笑えるだけじゃなく、少ししんみりできないと、玉田企画を観た気がせんなぁ。。。
これまでに比べると内容が散文的に過ぎるので、しみじみしづらいのは致し方ない?