ブスも美人も死ねば土 公演情報 ブスも美人も死ねば土」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-4件 / 4件中
  • 満足度★★★★

    鑑賞日2016/07/01 (金)

    7月1日のソワレを拝見。

    ネタバレBOX

    女系家族・女子校育ち・美大卒の、呪われた?経歴の作家・美貴ヲさんの舞台、私にとっては初見となります。それにしても『ブスも美人も死ねば土』…なんとも身もふたもないタイトルだなぁ(笑)

    朝、ギリギリに起きて、通勤電車に揺られ、勤務を定時で終えた後は真っすぐ家に帰って…
    彼氏無し歴ウン年の「夢川夢子」をヒロインに、今どきの若いコ達が抱える、SEXの悩みや不安、怒りをカリカチュアライズしたストーリー。際どいセリフや小道具(☜おいおい!)も出て来る、R13指定(☜主催者談)の作品でしたが…上演中、客席の笑いや苦笑が絶えない・絶えない!
    テーマに変に引きずられることなく、実にスマートな仕上がりのコメディだと思いました。

    役者陣は、小林勇太さんを除いて、皆さん、顔と名前が一致する方ばかり。当たり前っちゃあ当たり前のことなんですけど、下手な方がやったら空回りしそうな芝居を、どなたも実に楽し気に役柄を演じておられたのに、とても好感を持てました。
  • 満足度★★★

    同じシーンの繰り返しが効果的
    劇団時間制作の公演を観に行ったとき受け取ったチラシの中にあった『ブスも美人も死ねばブス』というなかなか刺激的なタイトルが気になって、結局7/1の午後に観に行ってきた。

    この舞台、なぜかR-13指定。上演前日に劇団からメールが来て、開演前に舞台上で出演者が何かやっているという事だったが、行ってみてちょっとびっくり! 舞台上で、八木麻衣子と海底二万海里が抱き合ってキスの嵐の真っ最中。おまけに上演後半にはバイブも登場して、なるほどこれはR-13指定だなぁと妙に納得。

    あらすじはきわめて簡単。自分はブスでしょうがないと思っていた夢川夢子(八木麻衣子)はシンデレラ、ラプンツェル、赤ずきん(舞台上ではそれぞれ夢子の勤める会社の美人で仕事が出来る同僚役も兼ねている)をうらやましく思っていながらもみんな自分より早く死んでしまい、夢子自身毎日退屈で一人卑屈に暮らす世界から死んでしまいたいと思っていた。そんな時、ただ一人の友人苺ちゃんに勧められて飲んだ酒で酔っ払い、妄想の世界へ。そこには死んだはずの美人たちがいて、本当はブスと卑下している夢子より悲惨な人生を送っていたり、職場での流行を追った会話が実務を帯びたモノだったことがあきらかにされていく。そんな彼女たちが夢子に向かって、、「ブスも美人も死んだら同じ土じゃない」。これに勇気をもらった夢子は現実世界で気分一新、男性ともつきあえるようになっていく。めでたしめでたし。

    と自分は受け取ったのであるが、このストーリー、受け手によっていろいろな内容に受け取れる許容性を持っているところが面白い。
    八木の演技が光っていたが、目立つという点では苺ちゃん役の苺田みるく先生も存在感があった。
    ちなみに、劇団時間制作で観た女優・小島望はラプンツェル役であった。

  • 満足度★★★★★

    約95分
    自意識過剰な女たちのバカバカしさをディテール豊かに描き出した似非ファンタジー劇。
    とはいえ単なる滑稽劇には終わっていなくて、感動しました!

    ネタバレBOX

    自意識過剰な人間が陥りがちな“過剰な自己否定”が、夢見がちな人間が抱く“叶いっこない夢”と同等のファンタジーに過ぎないことに気づかせてくれるラストシーンが、「ブラックホールの向こう側は見ないと分からない」という名ゼリフとともに、強く心に残りました。
  • 満足度★★★★

    けしからん
    女優5人の熱演、皆さんとても綺麗で可愛くてどこにも『ブス』は存在しません。
    とても良い芝居でした。
    でも、けしからん。開場と同時に席に着くのがオススメです。

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