満足度★★★★
本当に鋭く脆く揺れながら縺れ合う二人...【B】清水邦夫氏の初期(1958年)の作品で、自分は初めて観る。それは極限状態・状況下における2人芝居。演奏舞台アトリエ・九段下GEKIBA、その小空間に薄汚れたコンクリート壁、その上部に有刺鉄線があり殺伐とした後景を作り出す。そこに怪我をした女を背負って男が動き回る。そのうち疲れ、その場に座り込む。小空間、素舞台のため役者の演技力がその芝居の評価を決定付ける。その逃げ場のない人物表現を黙視する。
ネタバレBOX
0
2016/05/28 21:52
このページのQRコードです。
拡大