満足度★★★★
鑑賞日2016/04/10 (日)
重厚なテキストを実力派がゴリゴリに演じてて凄まじい破壊力だった。セリフひとつひとつが重くて考えさせられる。胸に真っ直ぐに迫ってくる力強さ、鋭さにやられました。観劇後もちょっと息苦しくなるほど。
満足度★★★
昨秋に未完だった演目の完結編。わたしは前回の内容で脳内補完しながら観ていたのですが、今回お初の方の感想が知りたい。とりあえずファンタジーからアクションものに変わった印象。登場人物(生物、無機物)はみな男前でした。植村さん、氷山の重ねてきた年月を感じさせる朗々として深みのある良いお声でした。正解なんて無いのでしょうが、なんかいろいろ考えさせられます。感情は知性ではコントロール不能なのか?初日より台詞の厚みが増していたのが印象的でした。
満足度★★★★
神vs.知性
大義としての神を手にした抹香鯨一族と武器としての知性を手にした大王烏賊一族との北極海での最終決戦の結末はいかに。進化を大きなテーマのひとつに展開される物語(異種間だけでなく有機物と無機物の間でも共通言語で意思疎通できることが当然暗黙の前提になっていますが)ですが、キャラクターがより魅力的になり緩急が効いた台本と照明効果が抜群で、シェイクスピアの史劇的な雰囲気も漂う、見事なリターンマッチの作品になっていたと思います。
上演時間は約1時間45分。