満足度★★★
漫画である意味は
漫画家と演劇のコラボレーションとの触れ込み。確かに、漫画家さんが書いているだけあって作品は悪くなし。でも、何というかイマイチ感がある。それは、何かと考えると、元になる漫画が存在していないためだろうと思う。期待したのは、こういう漫画(漫画家が描きたかったもの)を芝居にしたらこうなりましたという差分が見えること。そこに、この企画の肝があるように感じた。(少なくとも、以前はそうだったハズ。)そうでないと、漫画家である意味がなく、小説家が脚本書いて演出するのと代わり映えしない。何よりも漫画を謳う意図が薄れる。これからも企画を続けるのであれば、原作の漫画を物販するくらいのことはして欲しい。