幻法大阪城 公演情報 幻法大阪城」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-2件 / 2件中
  • 満足度★★★

    鑑賞日2016/04/22 (金)

    この時代の作品はすでに出尽くした感があるので、あまり好きではない。時代がかった演出は狙い通りだと思うが、古いタイプの殺陣だった。時代劇だからそれでいいと思う。

  • 満足度★★★★★

    プロの殺陣を満喫
    観劇経験は、学生の頃に小劇場やインディーズ劇団をいくつか見た程度で多くありません。そんなレベルの感想ですが…。

    今回、知合いが出るので見に行きました。恥ずかしながら歴史にうとく、前情報なく丸腰でしたが、良いシナリオで知識のない私でも充分に楽しめました。

    テレビで時代劇が減っている今、時代物ってエンタメとしてニーズがあるのかな、とも思いつつ。でも、武将や忍者などの派手な衣装や、戦国の時代に起きた悲劇は、ドラマティックで非日常な最高のエンタメなんですね。

    何よりも、ふんだんに盛り込まれた殺陣が見事。この技術を見るための劇団なのだな、と思いました。少しのポジションのずれでも破綻してしまうであろうフォーメーションを、誰一人として迷うことなく、完璧にこなす。大変な運動量だと思うのに、息も上がらず台詞を語る。ぴったり合ったSEがさらにアクションを際立たせ、完成されたダンスのような、上手く言えませんが「殺陣ってかっこいいなぁ!」と思えました。

    ネタバレBOX

    殺陣をよく知らない素人の感想ですが、マントをひるがえしながらでも、長物に絡んだりしないんだなぁと。迫り来る敵に、二人が背中合わせで刀を構え睨み合うシーンでは、構えた刀がぶつからないように立ち位置を変える瞬間に、刀の長さを含めた自分の体のサイズが染み付いてるんだろうなぁと。実際には切らない動きで、本当に切られている様に見せる演技力とか、殺陣ってすごいパフォーマンスなんだなぁと感心しました。

    テレビの時代劇で見ていたチャンバラは見慣れてますが、生の舞台で初めて見ると、主役から切られ役までの全てが完璧に計算つくされた動きで成立してることがわかり、すごく難しいことをされていたんだな、と思いました。

    背景に映しだされる映像を使った演出も、とても良かったです。舞台装置、音楽、照明に加え、昨今は映像が効果的に使われているものなんですね。演劇を見慣れてる方はきっと、脳内で補完できるんでしょうけれど、私のような素人には、例えば「炎に包まれた城」といったシーンが、映像による効果でとても臨場感があり、引きこまれました。

    次の公演も楽しみです。ぜひまた見に行きたいと思います。

このページのQRコードです。

拡大