258 公演情報 258」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 2.5
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  • 初!
    ナノスクエアさんの公演は今回が初めてでした。プロデュース公演なので、期待半分なところもあったのですが、いい意味で期待を裏切られ、真摯に舞台を作り上げている姿に感動しました。客層を見ていると、こういうタイプの作品を観る層ではないなと思ったので、この作品を上演する主催者と脚本家、演出家のみなさんの勇気に拍手でした。でも、予想とは違い、じっくりきちんと観られていたのでちょっと感動しちゃいました。いつも観ている小劇場の演劇とはちょっと違った空気を感じられて発見が多かったです☆

  • 満足度

    暗いですね
    内容が内容だけに、それを狙って照明を暗くされてたのかもしれませんが、後ろの席では観劇しづらいほど舞台が暗く、役者の表情を見ることが出来なくて非常に残念でした。
    また、私事かもしれませんが、携帯電話が鳴ったり、小声で観客が話すなど、かなりマナーが悪い事が気になり途中から集中力が切れてしまいました。

    ネタバレBOX

    初めは凝った演出だなと思い、見ていましたがあまりにも淡々と進み、物語り全体が薄い感じに・・・。
    最後は『で、何?』とすっきりしない状態で舞台を後にしました。
    申し訳ないのですが、アンケートを書く気にもなりませんでした。
    照明の暗さが舞台への集中力を欠き、後ろのほうでは荷物をガサガサやったり、携帯の音が鳴ったりと、今まで観劇した中で最低レベルのマナーでした。
    観劇前の諸注意の徹底を心底感じました。
  • 満足度★★★★

    緊迫感に溢れ・・・
    非常に素晴らしい作品でした・・・。

    ネタバレBOX

    遠くから響いてくる靴音が段々近くなる。
    バタンッ、突然荒々しく(実際の会場の)扉が開き演者が現われ、そのまま舞台へ駆け上がる・・。
    負傷している逃走者は片足をそのまま引き摺るようにして舞台を横切って袖に消え、間髪入れず、今度は同じ扉からゲシュタポの追撃者が現われる・・。

    のっけから臨場感溢れる緊迫した雰囲気。
    ボルテージが一気に上がり、一瞬にして劇中世界に引き込まれる。

    机や椅子など、簡単なセットしかないのだが、音と光の効果が素晴らしく、また会場全体を巧みに使って、非常に上手い演出。

    ゲシュタポに追われる反ナチス活動家。
    戦時中に抜群の功績を称えられ、ナチスのプロパガンダに祭り上げられる狙撃兵。
    目的の為には手段を選ばない冷酷なゲシュタポ隊員、職務に忠実であれと思っているものの行き過ぎた手段に良心の呵責を覚えるその部下・・。

    それぞれのキャラ、置かれた立場を鮮明に描き出し、第二次大戦下、ナチスドイツ支配下での閉塞した雰囲気、東方の巨人ロシアとの攻防を背景に、戦争の悲惨さ、人間の良心など、とてもうまく表現している。

    最後まで息もつかせない緊張感に溢れ、観劇後の開放感が心地よかった。



    阿部さんが途中女装するシーンが出てくるが、個人的にその部分はちょっと・・。
    あくまで職務に忠実、ゲシュタポらしい厳格で非情な役どころを好演していただけに、唐突に挟まれるそのシーンは、何となく奇異に感じた。

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