父と暮せば 公演情報 父と暮せば」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.3
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  • 満足度★★★★

    語り継ぐもの
    登場人物が広島弁で語るという作りも、物語構築に少なからずチカラを
    発揮していると思いました。
    重いテーマだけど、ユーモラスもあって笑いもあって、だからこそ苦しい
    程に切なさも憤りもわき上がってきて。
    井上戯曲の素晴らしさを、又、かみ締めることが出来た舞台でした。

  • 満足度★★★

    義父と観れば
    芝居見物が初めてという義父を連れて出かける。広島弁、二人芝居、辻さんの個性がよく出た小品だった。二人で場を持たせるというのはなかなか大変。辻さんの存在感に幸福に家路につきました。

    ネタバレBOX

    ちなみに義父は、父が幽霊であるというところを理解していなかった模様。
    「娘を嫁に出す父親の気持ちは複雑ですな」と言っていた。
    前もって説明しておけばよかった。
  • 満足度★★★

    残る作品とは。
    井上ひさし戯曲の魅力のひとつは、冗長すぎる冗長さにあるように思う。
    もはや良いとか悪いとかではなく、アイデンティティのひとつというか。
    そういった意味で、しゅっと80分で終わるこの作品は、“らしく”はない。
    作家のメッセージが強く押し出されている作品だ。
    良くも悪くも長く残る作品とは、こういった作品であることだろう。

    ベテラン辻萬長のおとったんの味、栗田桃子のまっすぐな娘の味。
    今回新たに組んだコンビであるらしいが、実に濃厚であったと思う。

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