満足度★★★★★
無題1733(16-023)
18:00の回(曇)
17:25会場(2F)着、17:30、2列に並び受付、開場。
高い天井、L字の客席はベンチシート&(後方に)椅子、立見の方もいらしたようです。
BGMなし、壁に「手首/足首」の映像。18:04前説、18:07開演~19:01終演。
奥野さんは初めて、他の公演で手にしたパンフを読んで興味を持ち観に来ました。
「骨」と「肉体」が分離した状態..オープニングでは全身骨格を前に抱え、たどたどしい足取りで登場、途中から両者は分離し、肉体はよりどころを喪いながら動き続けます。ここで「心」も分離すると面白いのですがそれは無理。
横たわる、たちひざ、立ち上がるもよろめくしかない「肉体」。「骨」は自らは動けないのでじっとしているしかない。
照度を落したシーンでは衣装の色が肌色なので純粋な「肉体」に近いイメージ。「骨」を取り戻そうとしているようにみえるが、分離したものは融合しないようです。
ダンサー、映像、音響(骨を叩く音でしょうか)がホラーになる手前で巧く構成されていてとても面白い作品に仕上がっていたと思います。