満足度★★★
迫力のある作品とは思うが・・・
しっかりした演技力を感じる舞台ではありましたが・・・大変失礼な事を書きますが、メインの二人(後日談から想像しても)話の中心となっている時代は男盛りではないかと・・・とすると、年齢的に無理を感じます。役者は舞台で歳を取らないとは言いますが、小さい劇場でしかも声に艶もなくなってきている方が演じるには少々苦しいものを感じました。
博打
博打の醍醐味、勝負とは何かについてはなんとなくわかったかな。
勝者(強者)の演技はとても迫力があってよかったが、敗者(弱者)の演技はいまひとつといった感じ。
昭和の古いよき時代の雰囲気がみどとに再現されていました。
満足度★★★★
時代背景
任侠とは違いますが、まだ戦いが身近でアイヌは別国扱いの世の中に、憎しみもある時代背景を踏まえれば、弱さと芯の強さをそれぞれ描いていて、久しく感じていなかった昭和の戦後を感じられる作品でした。
満足度★★★★
ふくろうの声が聞こえる
単純なルールほど理の分け入る間はわずか、何故面白いのかと訝しく思ってきたが、“博奕は財布の範囲内”など自己矛盾、破綻の必然こそ本質、そして度胸とは'信仰'の程度であったか、と得心した積りになる。死に損なった者同志、シャモとアイヌも同志、負い目を振り払う刺激を求めて臨死の拷問を自らに課し続ける同志。常在戦場、勝負のための勝負こそ生きることそのもの、という感触が気持ちを高ぶらす、それだけの迫力ある舞台。
満足度★★★★
丁寧な作りと確かな演技
北海道新幹線が3月26日に新函館北斗駅まで開通した。この公演では「碧血の碑」の前で、アイヌ人(フクロウ)と内地人(ラバ)がタルタロス(奈落)...勝負からおりないことを誓う。それが70年ほど前の話であるが、今後は陸(鉄道)と空(飛行機)の競争となる。また新聞記事に、この地に漫画「北斗の拳」の主人公・ケンシロウの銅像が建ったとあったが、戦いはマンガの中で...。時代、隔世の感といったところ。
満足度★★★
演技力
賭博に命をかけた男達のストーリーでしたが、自分が賭博とは無縁のせいか、共感出来ませんでした。何だか、賭博をする理由を美談にしたように感じてしまいました・・。ベテランの役者さん揃いで、演技は見応えあり良かったです。
満足度★★★
残念
こちらでの評に興味をもって、初めて観劇。
やはり旺なつきさんの存在感に圧倒される。
ストーリーも起伏に富んでいて、思わず引き込まれる、と書きたいところだが、その手前でどうしても入り込めなかった。
台詞が話し言葉の体をなしていないのだ。
自分が書きたいことを、それっぽく話し言葉に替えているだけで、説明台詞に至っては、どこかの本からコピペしたかと疑うほど、ただの文章でしかない。
こんな血の通っていない台詞を喋らされる俳優たちに同情した。
スト-リー自体は面白いだけに残念。
満足度★★★★
手堅いなぁ
俳小らしい上手な芝居で手堅い作品。戦後の時代と博打に生きる男たちと人間模様を描ききっている。博打をテーマにしている分だけ,自分にとっては理解しづらく感情移入も出来なかったが,芝居としては立派な作品と思う。とにかく演技は良かった。
満足度★★★
タルタロス
副題に、=「命より大切なものがあるんだ」=、とあるのですが、
この作品の云いたいこと(テーマ)が、あまり伝わってきませんでした。
“奈落”を経験したことがないからかもしれませんが、
≪博打好きの人間が集まって、何~か盛り上がっているな~。≫と・・・。
上手な芝居をする役者さん達でしたので、勿体無いと思いました。
満足度★★★★
時代背景の用語などを詳しく知らなくとも・・・・
賭博の凄さは伝わってきたなぁと感じた約2時間強の舞台
世の中にはギャンブラーとギャンブラーでない奴しかいないという言葉を思い出し=自分はギャンブラーではないなぁと再確認させてくれた話でした
満足度★★★★
賭博は怖い!
賭博の迫力というか、私にとっては賭博の怖さを感じました。そのため梟の神の自ら歌つた謡「銀の滴降る降るまはりに」や戊辰戦争の土方歳三など背景となる話が脇に追いやられた感があります。俳優陣の上手さを感じましたが、終わってみれば、「博打の話だったのか」の印象がもったいない気がしました。良い舞台だったことは確かですが。。。
満足度★★★★
戦後を生きる人間模様
戦後の混乱期に生きる底辺に位置する人間たち。
生の実感を感じる為に、賭博にかける賭博師達。
そして、振り回される女たち・・・。
そんな、人間達の根底にある欲望と優しさが混在する物語でした。
ただ、男女関係の描写をもう少し深く表現してほしかったという我侭があります。